ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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閉じこめ症候群の4名の患者が非侵襲的装置によりコミュニケーション可能に
・LiveScienceの1月31日付記事からです

▽最新号のPLoS Biology誌に掲載された報告によると、4名の閉じこめ症候群の状態にあるALS患者が、非侵襲的なブレイン・コンピュータ・インターフェースにより意思疎通が可能となりました

▽この装置は頭部に装着するもので、電極と、近赤外スペクトロスコピーを用い、脳表面の血流変化などを探知し、思考状態を読み取るものです

▽患者は、質問に対して、ハイかイイエの回答を想像することにより、装置が思考を読み取りますが、10回中9回の施行で、同じ回答が得られたとのことです。

▽これまでの脳表面に電極を装着する技法とことなり、侵襲性がないことから、今後の臨床応用が期待されます

引用元
http://www.livescience.com/57710-locked-in-syndrome-patients-talk-using-mind.html
Duke大学ALSクリニックとFreelon財団が共同でALS研究を推進
・ALS NEWS TODAYの1月16日付記事からです

▽Duke大学のALSクリニックとFreelon財団はALS研究の推進のため協定を結ぶことを公表しました

▽今後の活動として、Design a Worldと呼ばれるキャンペーンを開催し、今年4月20日までに25万ドルの資金を集めることを目標としています。

▽同時にALSクリニックでは、これまで十分な資金が供与されてこなかった代替医療についても研究対象としたいとしています

引用元
https://alsnewstoday.com/2017/01/16/duke-university-partners-with-freelon-foundation-on-als-research-support/
アメリカALS協会の選ぶ2016年トップ10ニュース
・アメリカALS協会の1月1日付記事からです

▽第1位:NEK-1遺伝子の発見:アイスバケツチャレンジの支援を得た大規模なMinEプロジェクトの成果としてランキングされていました。当ブログでも以下の記事にてご紹介しています(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1065.html

▽第2位:PETによるALS患者の脳内炎症の可視化:ALSの画像的バイオマーカーの手がかりとして上位にランキングされていました。

▽第3位:FDAによりエダラボンの新薬承認申請の受理:現在審査中ですが、順調に行けば2017年中にもFDAより承認される可能性があるようです(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1095.html)

▽第4位:C9orf72遺伝子変異ALSにおける新たな治療ターゲットの可能性:8月のScience誌に掲載された発見が第4位となりました。当ブログでも以下の記事にてご紹介しています(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1079.html

▽第5位:Cedars-Sinaiの新たな幹細胞治療の開始がFDA認可:ゲノム編集と幹細胞移植を組み合わせた新規治療法の臨床試験開始が認可されました(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1134.html

▽第6位:Brainstorm社のNurOwn細胞の第2相臨床試験結果が良好:2017年にもより大規模な第3相試験の開始が予定されています(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1061.html

▽第7位:IBMのスーパーコンピュータWatsonの人工知能が5つの新規ALS関連遺伝子を同定(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1172.html)

▽第8位:最大のPrecision medicine programが登録開始:アメリカの9つのALSセンターなどでiPS細胞の作成などを目的としたALSの個別医療プログラムがアイスバケツチャレンジの資金などをもとに動き始めました

▽第9位:SOD1変異ALSに対するarimoclomolの第2相試験が終了:12月9日に第27回国際ALS/MNDシンポジウムで公表されたようです。当ブログでは未紹介でしたので、後日記事にします

▽第10位:ALS ONEなど国際的な共同プロジェクトがALS協会の資金援助にて開始:ALS協会より3億円近い資金供与を得て5ヵ年計画で治療法開発などの研究が進展予定です

引用元
https://alsadotorg.wordpress.com/2017/01/01/top-10-significant-als-research-advances-of-2016/
蛋白質の光学的操作技術によるALS病態解明の可能性
・ALS NEWS TODAYの1月3日付記事からです

▽光感受性蛋白質を遺伝子的に組み込むことにより、研究者らは細胞内で凝集する液適様の蛋白質構造についての理解を促進する新たな技術を獲得しました

▽この新たな技術により、健常細胞の機能についての理解が促進するのみならず、ALSなど蛋白質凝集が中心的病態をなす疾患が明らかになることが期待されます

▽プリンストン大学の研究者らにより最新号のCell誌に掲載された研究結果によると、光遺伝学的技術を用いて、光暴露により凝集する性質を有するoptoDropletと呼ばれる光感受性蛋白質が開発されました

▽この蛋白質により、自己凝集性を有する細胞内の膜を有さない器官の性質を模倣することが可能となりました。細胞内蛋白質の一部は、蛋白質濃度により凝集する性質を有しており、このような変化は相転移として知られています。

▽光感受性蛋白質は光暴露により液滴様構造に凝集し、光をオフにするとバラバラに解離します。今回、研究者らは家族性ALSの病因となるFUS蛋白質に光感受性蛋白質を組み込みました。

▽FUS蛋白質は当初は光暴露により凝集し、非暴露下では解離する可逆性の性質を示していましたが、あるところから凝集したまま解離せず、非可逆的な凝集体を形成しました

▽様々な細胞内蛋白質について、このような性質を研究することにより、相転移に関する状態図が明らかになることが期待されています。

▽同時にALSなどの病態に関与する凝集蛋白質の性質について、詳細が明らかになることにより、病態解明と治療法開発に寄与することが期待されています

引用元
https://alsnewstoday.com/2017/01/03/light-operated-tool-will-offer-new-insights-into-protein-assembly-in-als/
1年間ありがとうございました
・今年1年間当ブログをご訪問いただきありがとうございます。昨年末には掲載されたALS NEWS TODAYの年間ランキング記事も現段階では未掲載ですので、管理人が個人的に印象に残った記事を少しまとめたいと思います

・臨床試験では、Brainstorm社のNurOwn細胞のアメリカでの第2相試験の結果が、劇的とまではいかないものの、希望がもてるものでした(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1061.html)。今後第3相試験でどうなるかはわかりませんが、来年にも予定されている第3相試験の結果が良好であることを期待します

・再生医療領域では、ゲノム編集技術を用いて、遺伝子的に改変された幹細胞を移植する臨床試験が開始予定です(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1134.html)。これまでにない新たなアプローチで、今後発展が期待される分野であり、期待されます。またQ therapeutics社のQ cell(オリゴデンドロサイトと アストロサイトに分化誘導された幹細胞)移植の臨床試験も開始予定(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1127.html)であり、新たなタイプの幹細胞であり、結果が期待されます

・遺伝子治療では、ISIS社のアンチセンス・オリゴヌクレオチド製剤がSOD1変異家族性ALSに対して臨床試験開始となっています(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1056.html)。既にデュシャンヌ型筋ジストロフィーに対するアンチセンス製剤が今年世界で初めてFDA承認を受けており、今後の発展が期待される分野です

・現在進行中のCu-ATSMの臨床試験(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1141.html)、内因性のレトロウイルス活性化をターゲットとした抗レトロウイルス剤による臨床試験(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1104.html)などについても、新たな視点からの治療法であり、結果が期待されます

・抗てんかん薬のペランパネルについても話題となりました(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1045.html)。臨床試験はまだ開始となっていませんが、予定されているようですので、今後の進展に期待したいところです

・患者申出療養制度も動き出しました。癌治療については既に適応が始まっています(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1109.html)。条件は厳しいですが、未承認薬にアクセスすることが可能となる選択枝が増えたことは歓迎されます

・一昨年大きな話題となったアイスバケツチャレンジですが、ALS支援の輪が一時的なものとならないことを願います。さらに理解と支援の輪が拡大することが期待されます。

・皆様のご支援の御蔭で本年も当ブログの更新を継続でき、ありがとうございました。来年はさらに良いニュースをお伝えできることを期待します。どうぞよいお年をお迎えください。来年も何卒よろしくお願いいたします。
Evotec社とCelgene社がALSの新規治療法開発のため協定
・ALS NEWS TODAYの12月22日付記事からです

▽Evotec社とCelgene社はALSなど神経変性疾患の根本治療薬開発のため協定関係を結ぶことを公表しました

▽Evotec社はiPS細胞作成技術を有しており、このiPS細胞を用いて、Celgene社が開発中の治療薬候補がスクリーニングされる予定となっています

▽Evotec社の主任研究員は、既存の薬剤開発においては、適切な疾患モデルがなかったことも失敗の一因であったと考えており、iPS細胞を用いることにより、より適切な新規治療法開発が可能になることが期待されると述べています。

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/12/22/evotec-celgene-partner-screen-therapies-als-diseases/
大阪大学などがブレイン・マシン・インターフェースの研究開始予定
・かなくんさんよりご提供いただいた話題です

・大阪大学などの研究グループが脳内に電極を埋めこみ、脳波を読み取ることにより様々な装置の遠隔操作を可能とする技術の臨床研究を開始予定とのことです

引用元
http://www.asahi.com/articles/ASJDD4WF9JDDPLBJ004.html

・早期の実用化が期待されます。

・かなくんさん、ありがとうございました
新たなALSモデルマウスの開発
▽これまで様々なALSモデルマウスが開発されてきましたが、TDP-43の細胞内凝集とALSの病態とを忠実に再現しうるモデルは開発されていませんでした

▽今回メリーランド大学の研究者らは、TDP-43蛋白症の病態を再現しうるモデルマウスの開発に成功し、PNAS誌に公表しました

▽このモデルマウスはユビキチン2遺伝子の変異を有するもので、TDP-43蛋白症とALS症状を再現するものです。

▽このモデルマウスを用いることにより、ALSの病態解明と治療法開発が進展することが期待されます

引用元
https://medium.com/@biotechch/new-als-mice-model-opens-new-way-for-als-study-1a15b3de7c64#.ecllct51x
ベルギーのALS Leagueが30万ユーロ以上をALS研究に資金供与
・ALS NEWS TODAYの11月30日付記事からです

▽ベルギーの当事者団体であるALS League BelgiumがALS研究促進のため30万2千ユーロの資金提供を決定しました

▽資金の供与先として3つのプロジェクトが選定されました。

▽ALS League Belgiumは非営利団体であり、当事者や家族への心理的支援やコミュニケーション支援、患者権利保護のために政府との交渉をおこなうことなどを行っています。

引用元
https://alsnewstoday.com/news-posts/2016/11/30/als-league-belgium-donates-302-000-euro-research-funding/
髄膜に幹細胞発見・神経変性疾患への応用の期待
・ALS NEWS TODAYの11月29日付記事からです

▽研究者らは神経前駆細胞を髄膜において発見し、最新号のCell Stem Cell誌に公表しました。

▽成人の中枢神経は、硬膜、クモ膜、軟膜の3層の髄膜により保護されています。これまで神経幹細胞は脳組織中にのみ存在すると考えられてきましたが、今回ベルギーの研究者らが成人の髄膜中に神経細胞に分化しうる幹細胞が存在することをみいだしました

▽今回発見された幹細胞は、完全な神経細胞に分化可能であり、機能的に神経回路に組み込まれることが可能なものです。幹細胞の発見のために研究者らはsingle-cell RNA sequencingと呼ばれる細胞同定技術を用いました。

▽今後、これら幹細胞の分化を制御する分子機構が解明され、これを制御することが可能になれば、ALSなどの神経変性疾患において治療的に適応できる可能性があります。

引用元
https://alsnewstoday.com/news-posts/2016/11/29/scientists-find-stem-cells-brain-meninges-possible-target-als-therapies/
日本のALS患者の全エネルギー消費量(二重標識水法による導出)
・東京都立神経病院などの研究グループからの報告です

▽ALSにおいて適切な栄養摂取量は確立していません。今回、研究者らは26名の日本のALS患者を対象に、二重標識水法により14日間にわたり全エネルギー消費量を測定しました。

▽その結果、全エネルギー摂取量の中間値は1581kcal/dayでした。一方で全エネルギー消費量(TEE)と体重あたりのTEEは、1628kcal/dayおよび31.3kcal/kgでした

▽測定された全エネルギー消費量と、Harris-Benedict式により導出されたTEEの推測値の比率は1.14(1.09-1.26)であり、全エネルギー摂取量と全エネルギー消費量の差はー63kcalでした。

▽15名(57.7%)でエネルギー消費量が摂取量を上回りました。

▽回帰分析の結果、Harris-Benedict式により導出される基礎代謝量(RMR-HB)とALSFRS-Rより、ALS患者におけるTEEを推測する関係式が導かれました。TEE=(1.67×RMR-HB)+(11.8×ALSFRS-R)-680

▽日本のALS患者のエネルギー消費量は予測値よりも高く、適切な栄養摂取のためには、上記補正式などを用いる必要があることを示唆する結果となりました

(この研究は、東京都立神経病院のShimizuらにより報告され、平成28年11月28日付のAmyotrophic lateral sclerosis & frontotemporal degeneration誌に掲載されました)

・以下の記事で紹介したNortheast ALS Consortiumのwebinarの予測式と異なる点は興味深い結果です
http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1016.html
ALSと初期診断された患者の長期追跡調査
・イタリアでの観察研究の報告です

▽1998年から2002年の間にALSと診断された患者が2016年4月まで追跡されました。追跡期間中に神経内科医が、診断についての再確認を行い、確定的な(confirmed)運動神経病患者と、未確定の(unconfirmed)運動神経病患者とに分類されました。

▽合計483名の患者がエントリーされました。経過観察期間中に5.2%の患者は、運動神経病ではない診断に変更されました。それらは脊髄神経根や末梢神経に関連した疾患でした。

▽観察期間終了時点で未確定の運動神経病に分類された患者は有意に予後が良好であり、半数近くが診断から14年以上経過しても存命でした。

(この研究は、イタリア、IRCCS Istituto di Ricerche Farmacologiche Mario NegriのPupilloらにより報告され、平成28年11月28日付のAmyotrophic lateral sclerosis & frontotemporal degeneration誌に掲載されました)
AAVを用いた新たなALSモデルの開発
▽中枢神経における広範な細胞の遺伝子修飾がウイルスベクターにより可能となりつつあります。これまで研究者らはサイトメガロウイルス/CBA(chicken beta-actin)プロモータを有するアデノ随伴ウイルス9(AAV9)ベクターにより成体ラットにおいて中枢神経の広範囲に遺伝子注入を行うことに成功しています。

▽しかしながら、この方法では、中枢神経以外の組織においても遺伝子注入が生じてしまう問題点がありました。今回研究者らは、シナプシン・プロモータを有するAAVーPHP.Bベクターを用いることにより、より中枢神経に選択的に、効率的に遺伝子注入を行うことが可能となることをみいだしました

▽ALSに関連するTDP-43をエンコードするウイルスベクターを静注することにより、中枢神経に選択的にTDP-43発現をもたらすことが可能となりました。

▽この方法により、成体ラットを用いて、ALSの疾患モデルを構築することが可能となり、治療法開発に寄与することが期待されます。

(この研究は、アメリカ、Louisiana State University Health Sciences Center ShreveportのJacksonらにより報告され、平成28年11月4日付のFrontiers in molecular neuroscience誌に掲載されました)

高校生らがALSについての宇宙実験に参画
▽地球宇宙科学国立教育センターが主催する学生による宇宙実験プログラムにおいて、トロント高校の高校生らが、線虫を用いたALSの基礎実験を行うことが明らかになりました

▽この実験は、ALS患者においてはASM-2(acid sphingomyelinase)とよばれる蛋白質が増加していることが知られており、微小重力環境下においてASM-2濃度がどのように変化するかを調べるものです

▽微小重力環境がASM-2濃度に与える影響を通じて、治療的応用についても考察したいとしています。現在既に線虫は6週間の宇宙滞在から帰還しており、現在結果を解析中とのことです

▽今後につながる結果が期待されます。

引用元
https://www.thestar.com/news/gta/2016/11/23/teens-study-whether-space-worms-can-help-treat-patients-with-als.html
リルゾール長期使用と予後について
・ALS NEWS TODAYの11月17日付記事からです

▽中国での観察研究の結果がFrontiers in Aging Neuroscience誌に掲載されました。

▽この研究では、2007年から2013年までの間で1540名のALS患者が3ヶ月ごとに経過観察されました。そのうちリルゾールを投与されたのは約1/3でした(中国では保険でリルゾールは使用できないとのことです)

▽リルゾール投与群において、累積投与量が16800mg以上の群と、それ未満の群で比較すると、累積投与量が多い群において、有意に予後が良好であったとのことです。

▽観察研究のため、この結果を持ってリルゾールの長期投与が予後を改善すると結論付けることはできず、その他の要因が関与している可能性が除外できませんが、長期投与の有効性については、今後の検証を要する課題となります。

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/11/17/long-term-rilutek-use-by-als-patients-shows-benefit-in-study-in-china
脳埋込型装置の可能性
・ALS NEWS TODAYの11月14日付記事からです

▽現在開催中のアメリカ神経学会年会において、ほとんどコミュニケーション能力を失い、Locked-inの状態であるALS患者の女性が、ブレイン・コンピュータ・インターフェースを用いて周囲との意思疎通が可能となっている例が紹介されました

▽この装置は、これまで必要であった連日の装置の調整作業を必要とせず、日常生活に適応された最初の装置であると考えられています。

▽オランダの研究チームによって開発されたこの装置は、右手の動作に対応する大脳運動野の脳表に直接電極を埋め込むものであり、右手を動かすことを想像することにより、シグナルがコンピュータに送られ単語を入力するなどの動作が可能となるものです

▽症例では58歳の女性が6ヶ月間のトレーニングを経て、装置を使用している状況が報告されました。眼球運動のみが可能であるとのことですが、眼球運動装置を使用することのできない外出先においても、この装置のお陰で、コミュニケーションが可能となっているとのことです。

▽今後さらに症例数を増やしていく予定とのことです

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/11/14/user-friendly-brain-implant-allows-locked-in-als-patient-to-communicate-article-reports
ALSと音楽療法
・ALS NEWS TODAYの11月8日付記事からです

▽ALSに対して標準的治療に音楽療法を併用することがQOLを高める可能性がリハビリ専門誌に掲載されました

▽ALSFRS-Rが40点以下の30名のALS患者が、無作為に標準治療群とactive music therapy (AMT)群 に割付られ、AMT群では週に3回、1ヶ月間の音楽療法のセッションが行われました。

▽音楽療法群では患者自身が能動的に音楽に参加する(なんらかの楽器で参加する)ことが要求されました。

▽その結果、QOL尺度において音楽療法群で有意に良好な結果が得られたとのことです

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/11/07/music-therapy-als-treatment-improve-quality-life
体力やストレス抵抗力などとALSリスクとの関連性
・ScienceDailyの11月7日付記事からです

▽今回、スウェーデン研究者らは疫学的研究により、青年期における体力やBMI、ストレス抵抗力などがALS発症リスクとどのように関連するかを調べました

▽1968年から2010年までの17-20歳の180万人以上のスウェーデン男性が調査対象となり、うち439名が調査期間中にALSを発症しました。

▽45歳未満でのALS発症と高体力であることは、有意な相関を認め(41-43歳で発症した群における高体力群のハザード比1.43-1.75)、BMIが25以上の群はBMIが25未満の群よりもALS発症リスクが低い傾向がありました(ハザード比0.42-0.80.42-48歳での発症は有意差あり)。

▽IQが高いことは56歳以上でのALS発症リスクの増加と関連していました(ハザード比1.33-1.81)。一方でストレス抵抗力が高い群は、55歳未満でのALS発症リスクが低いことと関連していました(ハザード比0.47-0.73)

・これらの研究結果が病態理解の進展や発症予防などに寄与することが期待されます

引用元
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/11/161107112916.htm
食事とALS機能尺度の関連性
▽発症18ヶ月以内のALS患者302名を対象として、食事摂取内容とベースラインのALS機能尺度との関連性が横断的に調査されました

▽食事摂取内容については、修正されたBlock Food Frequency Questionnaire(FFQ)で評価され、機能尺度はALSFRS-Rなどで評価されました

▽その結果、野菜からのカロチンと抗酸化物摂取が多いほど、ベースラインの機能尺度や%FVCが良好であることがわかりました。

▽適切な果物や野菜の摂取がALSにおいて望ましい可能性があります

(この研究は、アメリカ、Columbia UniversityのNievesらにより報告され、平成28年10月24日付のJAMA Neurology誌に掲載されました)
Les Turner ALS財団によるイベントで8000万円以上が集まる
・ALS NEWS TODAYの10月19日付記事からです

▽シカゴで約40年前から活動している、ALSのための財団であるLes Turner ALS Foundationが主催するイベント”ALS Walk for Life ”において、募金額が80万ドル(約8300万円)を突破しました

▽このイベントで集まった資金は、研究や当事者支援、教育などのために用いられます

▽ALS Walk for Lifeは趣旨に賛同する人たちがシカゴの湖岸を約2マイル歩くもので、今年で15回目になります。tirasemtivの第3相臨床試験を実施中のcytokinetics社などが協賛しています

・日本でも藤田ヒロさんが今年6月から7月までEND ALS RUNを主催されました。このようなイベントがさらに盛り上がることが期待されます

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/10/19/les-turner-als-walk-for-life-on-track-raise-1-million-research-patient-services
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