ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ALSに対するミノサイクリンの有効性(過去情報です)
・2007年12月6日付のLancet Neurology誌に掲載されたミノサイクリンのALSに対する第3相臨床試験の結果です

▽ミノサイクリンは抗アポトーシス作用、抗炎症作用などが試験管中において確認されています。ALS患者に対して多施設プラセボ対照の第3相臨床試験が行われました

▽4ヶ月間の観察期間を経て、412名の患者がプラセボないしミノサイクリン群に無作為に割付されました。

▽ミノサイクリンは最大400mgまで使用され、9ヶ月間経過観察されました。

▽その結果、ミノサイクリン群において、ALSFRS-Rの変化率は、プラセボ群よりも有意に悪い結果となりました(-1.30点/月 対 -1.04点/月:p=0.005)

▽努力性肺活量においても、有意差はありませんでしたがミノサイクリン郡で変化率が悪い傾向がありました 。QOL尺度は有意差がありませんでした

▽以上の結果は、ミノサイクリン400mgはALS患者にとって有害である可能性を示唆するものです

(この研究は、アメリカ、 Columbia UniversityのGordonらにより報告され、平成19年12月6日付Lancet Neurology誌に掲載されました)

*訳注
この報告については、別記事でもとりあげますが、後日基礎研究において、ミノサイクリン、メマンチン、リチウムについては、リルゾール併用下において、神経保護作用が阻害されたとの報告があります。

http://www.karger.com/Article/Abstract/357281

Lancet Neurologyの元論文をあたっていないので、リルゾール併用率が不明(近日あたってみます)ですが、単剤だと異なる結果が得られた可能性もあり、今後の検証が必要です(事後解析でも検証できそうですが)
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ミノサイクリンの神経保護作用
ミノサイクリンの神経保護作用は10nM濃度で発現しています。

これはメマンチンの神経保護作用10μM濃度と比較して500倍〜1,000以上の低濃度です。

ミノサイクリンとメマンチンは同用量を経口摂取した場合の血中濃度は大差はありません。

即ち、ミノサイクリン200〜400mgというのは過量であることは明白です。

ミノサイクリン10nM濃度は血中濃度0.1μg/mLあれば十分だと思われるので、点滴か放出調整剤の20mg程度が適正用量なのだと考えられます。
2016/03/28(月) 13:40:04 | URL | 匿名 #JEogx34I [ 編集 ]
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