ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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セフトリアキソンのALSに対する有効性(過去情報です)
・2014年にLancet Neurology誌に掲載されたセフトリアキソンのALSに対する有効性に関する第3相臨床試験の結果です

▽グルタミン酸の興奮毒性がALSの病態に関与しているといわれています。動物モデルにおいては、EAAT2(excitatory aminoacid transporter 2)の過剰発現が、病態進行遅延効果を有することが報告されています。

▽セフトリアキソンは基礎実験では、EAAT2活性を増加させる作用が確認されており、ALSに対する有効性が期待されました

▽2006年から2012年までアメリカとカナダの複数の施設で試験が行われました。患者は発症3年未満で、%VCが60%以上などの参加条件を満たしたものでした。

▽患者はセフトリアキソン2g/dayないし4g/dayないしプラセボの3群に無作為に割付られました。また胆道系の副作用を避けるため、セフトリアキソン投与群については、ウルソデオキシコール酸600mg/dayが併用されました。

▽試験は3つのステージにわけられ、ステージ1では、66名の参加者が3群にわけられ、7日間観察され、実薬群において、セ フトリアキソンが中枢神経に十分な濃度で到達するかが観察されました。その結果、80%以上の患者で 1uM以上の濃度に到達していました。

▽ステージ2では、ステージ1参加者がさらに20週間、安全性を確認されました。さらにステージ3では、新たな参加者も加え、合計514名が最大で4年半経過観察されました。

▽その結果、ステージ2までの結果では、セフトリアキソン4g投与群がプラセボ群と比較して有意にALSFRS-Rの変化量が少ない結果(p=0.042)でしたが、ステージ3では、ALSFRS-Rの変化率に有意差はみられませんでした。

▽また生存率についても、セフトリアキソン投与群とプラセボ群とで有意な差を認めませんでした。副作用はセフトリアキソン投与群で消化器系副作用や肝胆道系副作用が多くみられました。

▽セフトリアキソンの有効性は確認されませんでした。

(この研究 は、アメリカ、Massachusetts General HospitalのCudkowiczらにより報告され、平成26年11月13日付のLancet Neurology誌に掲載されました)
引用元
http://www.thelancet.com/journals/laneur/article/PIIS1474-4422(14)70222-4/abstract
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