ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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スタチンはALSモデルマウスの病態悪化に関与する
▽スタチン(HMG-CoA reductase阻害薬)とHFE遺伝子の多型(H63D)とはALSの病態に影響を与える可能性が指摘されています。HFE遺伝子の特定の遺伝子型を有する場合、スタチン使用がALSの病態悪化をもたらす可能性をモデルマウスで検証しました。

Hfe遺伝子(H67D)のヘテロ接合体(ヒトでのH63D HFEと相同)を有するSOD1変異ALSモデルマウスに対して、シムバスタチンとコエンツアイムQ10が別々にもしくは同時に投与されました。

▽その結果、H67D Hfeモデルマウスはシムバスタチン投与により病態進行の増悪を認めました。コエンツアイムQ10の同時投与は病態進行増悪作用を緩和させる効果はありませんでした。

▽以上の結果は、特定のHfe遺伝子型を有するALSにおいては、スタチン投与は病態進行増悪をもたらす可能性を示唆するものです。ヒトにおいては30%においてH63D HFE多型を有すると考えられており、今後ヒトでの検証が必要です。

・訳注:ヒトにおいて、ALSとスタチンの関連性は2013年に出版されたこちら(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23134508)のメタ解析論文によると、スタチン使用とALSの病態悪化や発症との関連性については明らかではないとの結論になっています。
ただし科学的根拠には乏しく、今後さらにHFE遺伝子多型も含めた検証が必要と思われます。

引用元
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/mus.25048/abstract
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