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自家骨髄単核球移植のALSに対する有効性
第26回国際ALS/MNDシンポジウム 抄録集その3

・インドで行われた75名のALS患者に対する自家骨髄単核球の髄腔内移植の後方視的解析の報告です

▽標準的なリハビリとリルゾール投与中の75名のALS患者に対して自家骨髄単核球移植を行いました
▽生存解析を行った結果、移植群の平均生存期間は93ヶ月であり、対照群と比較して長いものでした(有意差の有無は不明)。50歳未満で発症した群は、50歳以上で発症した群よりも長い平均生存期間でした(107ヶ月対85ヶ月:有意差の有無は不明)
▽移植後にリチウム投与を受けた群は、リチウム投与を受けなかった群と比較して、統計的に有意に生存期間の延長を認めました(104ヶ月対71ヶ月)
▽非介入試験のため、結果の信頼性は低いものですが、薬剤併用の有無により予後が変化する可能性があり、今後の質の高い臨床試験での検証が期待されます

・大規模臨床試験で有効性について否定的な結果のでたリチウムが登場しています。併用療法やサブグループによっては有効な可能性もあるかもしれません。今後の検証が待たれます

引用元
http://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.3109/21678421.2015.1098819
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コメント
コメント
いつも情報提供ありがとうございます。

一つ質問です。
よく言われる生存期間というのは、その名のとおり生きていた期間なのでしょうか?
それとも、呼吸器等を付けなければ生きていけなくなるまでの期間なのでしょうか?
比較対象が必要なのはわかりますが、ハズレた場合にはお亡くなりになっているのでしょうか?
寒くなってきました、管理人さんも体調に気をつけて、これからもよろしくお願いします。
2015/12/07(月) 08:14:30 | URL | らららん #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし
>らららんさん
ありがとうございます。
ALSにおける臨床研究で生存期間を尺度として用いる場合、呼吸器を装着するまでの期間にする場合と、亡くなるまでの期間にする場合とがあり、前者が多い印象です(前者の方が研究期間が短くてすむためということもあると思います)。
ただし、このインドからの報告の場合は、後方視的な観察研究であるため、後者と思われます。
この平均生存期間というのは、カプラン・マイヤー法と呼ばれる統計手法における生存期間中央値になります。50%の患者さんが亡くなるまでの期間になります。ですので、半数の方はその期間より長く生存されます。

2015/12/08(火) 23:12:04 | URL | HIDE #- [ 編集 ]
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