ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
201702<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201703
ALSの新たな病態機序について
・ScienceDailyの10月29日付記事からです

▽トロント大学の研究者らは、Neuron誌に発表した論文において、ALSの新たな病態機序に関する視点を提供しました。治療法の開発につながることが期待されています

▽ALSの中心的な病態として、異常蛋白質の凝集による細胞毒性が考えられています。またALSの原因として、RNA結合蛋白質の異常が存在することがわかっています。

▽今回研究者らはFUS蛋白質の変異に起因したALSに注目しました。FUS蛋白質はRNA結合蛋白質です。FUS蛋白質は細胞内において、可溶性の状態から、ゼリー状の状態へと形態変化を起こしうることがわかりました

▽FUS蛋白質により形成されたジェルは、新たな蛋白質を生成するために必要な細胞内構成成分を集合させる機能を有します。その後神経細胞の末端まで到達し、再び可溶性の状態に戻ります。このような形態変化により蛋白質の合成が開始されます。

▽FUS蛋白質は可溶性の形態からゼリー状の形態への変化を繰り返しています。そのことにより細胞内での特定の部位での蛋白質合成をコントロールしています。このような形態変化の機能は長い軸索を有する脊髄神経細胞などの細胞にとって重要であると考えられます

▽研究者らはALSに関連したFUS蛋白質の変異が、通常よりも濃度が高いジェルを形成する傾向があり、そのため、可溶性の形態への変化が起こりにくく、運搬物質の放出が起こりにくくなることをみいだしました。その結果、神経細胞の恒常性維持に破綻が生じると考えられます

▽研究者らは、濃度の高いジェル状の物質の形成を阻害する方法を研究中です。この方法が開発されれば、新たな治療法となりうる可能性があります。このような病態はFUS変異以外のALSにおいても存在する可能性があり、今後の研究の進展が期待されます

引用元
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/10/151029134648.htm
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.