ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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喫煙者は筋萎縮性側索硬化症リスクが高い
2011年2月14日付けで Medical News Today に掲載された "Cigarette Smoking Associated With Increased Risk Of Developing ALS" という記事によると、喫煙によって「筋萎縮性側索硬化症」の発症リスクが高まるのだそうです。

"Archives of Neurology"誌の2月号に "Smoking and Risk of Amyotrophic Lateral Sclerosis"(喫煙と筋萎縮性側索硬化症のリスクについて)という論文が発表されており、Medical News Today に載ったこの記事 はこの論文のことを伝えています。それによると、

筋萎縮性側索硬化症 (ALS) は運動ニューロンの神経変性疾患で、米国では毎年5500名以上が発症している。ALS には治療法が無い。処置法が無いことはないが効果は限定的。ALS の症例の9割は散発的で、原因はおそらく環境的なものだろうが、いまだ不明である。

米国ボストンにあるハーバード大学公衆衛生学部(Harvard School of Public Health)の Hao Wang, M.D., Ph.D. らのチームは、喫煙と ALS の関係を調べるため、合計で100万人以上から得られた長期にわたる5種類の研究データを分析した。追跡期間は7年から28年間。この5種類の研究を組み合わせてみると、ALS の割合は年齢とともに上昇した。そして全体としては女性よりも男性の方が多かった。またこの研究が始まるまでタバコを吸っていた人は、それ以外の人よりも ALS のリスクが高かった。研究中も喫煙していた人は42パーセント、タバコをやめた人は44パーセント、各々リスクが高まっていた。

また同記事によると ALS の発症リスクには、他にもタバコの箱年、1日あたりの喫煙本数、および喫煙期間も影響を与えるそうです。ちなみに「タバコの箱年」というのはタバコの消費量を表す単位で、ざっくり言えば1日に吸ったタバコの箱数とその箱数を吸いつづけた喫煙期間の積だそうです。ですから単位は当然「箱年」になりますね。たとえば1年間ずっと1日に2箱の割で吸っていれば 2 x 1 = 2(箱年)ということになるのでしょう。
ALS の発症リスクは、1日あたりの喫煙本数が10本増すごとに10パーセント高まり、喫煙期間だと10年ごとに9パーセント増加した。しかし喫煙経験の無い人を除外すると、この関係は変わってくる。また喫煙者の中でも、喫煙開始年齢が下がるほど ALS の発症リスクは高まった。
この研究の研究者は、「喫煙が ALS の発症リスクに影響を与える仕組みはいくつか考えられる。たとえば一酸化窒素をはじめタバコの煙に含まれる物質(タバコの栽培に使われた殺虫剤の残存物質など)や酸化ストレスが直接ニューロンに損傷を与えるということもある。タバコの煙に含まれる化学物質は遊離基を発生させ、脂質を過酸化する。それに喫煙者はビタミンC(主要な抗酸化物質)の代謝回転が高い。2008年には、喫煙による燃焼生成物の副産物であるホルムアルデヒドにさらされると ALS の発症リスクが高まると考えられるという報告もある」と語っています。


田井外科胃腸科のブログ『Life-LOG』より
http://life-support.cocolog-nifty.com/lifelonglifelog/2011/02/post-5df2.html
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