▽アメリカとイギリスの研究者らは、ALSなどにおける運動神経変性を研究するための新たなハエモデルを開発しました
▽研究者らはミバエを用いて、TDP-43の脚部における過剰発現が、運動神経変性をもたらすことを観察しました。
▽これらのモデル動物を突然変異誘発物質に暴露し、その子孫を観察し、運動神経変性の軽減した個体について遺伝子解析を行った結果、TDP-43の影響を緩和する可能性のある3つの遺伝子が同定されました
▽それらはshaggy/GSK-3、hat-trickおよびxmas-2とよばれる遺伝子です。後者2つは神経変性に関与していることが新たに判明した遺伝子になります。GSK-3、hat-trick、xmas-2の各遺伝子の欠損は、TDP-43に起因した病的な影響を緩和しました。
▽これらの遺伝子の抑制はTDP-43に起因した神経変性に対して保護的に機能する可能性があり、今後は哺乳類での神経細胞において検証したいとしています。
▽今回開発されたハエALSモデルが、今後の治療法開発に大きく寄与することが期待されています。
引用元
http://alsnewstoday.com/2015/08/10/new-fly-model-study-motor-neuron-degeneration-als/
期待しているにGM604ついてですが、この薬は、ALSに対して、開発されている薬なのでしょうか?それとも、他の疾患にすでに、使用されている薬なのでしょうか?
お願いします!
GM604はGenervon社が開発中の未承認薬剤です。ですので、他の疾患においての承認は得られていません。
Genervon社はALS以外の疾患でもGM604の臨床試験を行っているようです。
ですので、今後は他の疾患で承認が得られる可能性はあります。
コメントありがとうございます。励みになります
アメリカのALS NEWS TODAYという、よく情報源にしているサイトがあるのですが、10名以上の、サイエンスライターなども含めた専属スタッフが運営にあたっているようで、記事の質は素晴らしいものがあります。
こちらは個人が管理しているところで、文章についても素人ですので、手が届かないところもありますが、今後ともよろしくお願いいたします。