ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ヒト臍帯血由来の血漿はALS患者由来単核細胞の増殖を調整する
▽ALSの病態に自己免疫系が関与しているとの報告があります。ヒト臍帯血由来の血漿を治療的に使用することは、現在は幼児期に限られています。ヒト臍帯血血漿は、造血過程において、細胞の成長と生存に必要なサイトカインと成長因子を豊富に含んでいます。

▽今回、研究者らは、ALS患者の血液から分離された単核細胞の、分裂因子誘発性の細胞増殖に対して、ヒト臍帯血由来血漿が与える影響について調べました。同時にcaspase 3/7活性測定によりアポトーシス活性についても調べられました

▽植物性凝集素(PHA)により単核細胞の増殖を誘発した結果、3タイプの異なる増殖反応が観察されました。1つ目は正常反応群、2つ目は無反応群、3つ目は過剰反応群でした。

▽過剰反応群にヒト臍帯血由来血漿を投与した結果、過剰な増殖反応が抑制されました。また正常反応群では増殖が促進されました。一方で無反応群では変化がありませんでした。

▽ALS患者由来の単核細胞におけるcaspase 3/7活性の亢進は、ヒト臍帯血由来血漿投与により抑制されました。

▽分裂促進因子投与により、異なる増殖反応がみられたことは、ALS患者においてリンパ球活性が変化しており、非反応群では免疫系の機能不全が、過剰反応群では自己免疫反応の変化が存在している可能性を示唆しています。

▽ヒト臍帯血由来血漿が、分裂因子に対する細胞応答を変化させることや、caspase活性を減弱させることは、ヒト臍帯血由来血漿が、単独ないし、幹細胞との組み合わせにより、ALSに対して治療的に有効な可能性があることを示唆しています。

(この研究は、アメリカ、University of South FloridaのEve DJらにより報告され、平成27年7月8日付のCell Transplantation誌に掲載されました)
引用元
http://www.ingentaconnect.com/content/cog/ct/pre-prints/content-CT-2560_Eve_et_al
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