ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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N-アセチル-L-トリプトファンは、ALSモデルマウスの発症遅延と生存期間延長効果を有する
▽N-アセチル-L-トリプトファン(L-NAT)はチトクロームc放出阻害作用とneurokinin 1受容体(NK-1R)拮抗作用を有することが知られています。今回研究者らはSOD1変異ALSモデルマウスを用いて、L-NATの治療的効果の有無を検証しました

▽L-NATはミトコンドリアによる細胞死経路を抑制し、炎症反応を抑制する効果を有することが期待されています。

▽SOD1変異モデルマウスにL-NATを投与したところ、発症遅延効果、生存期間延長効果、運動機能低下改善効果などが確認されました。

▽今回の結果は、L-NATが脊髄や骨格筋、中枢神経に到達し、作用したことを示唆するものです。L-NATはチトクロームcなどの放出を抑制し、細胞死に関連するcaspase-3などの活性化を抑制しました。L-NATは、運動神経喪失を抑制し、炎症に関与するGFAP濃度やlba1濃度などを減少させ、炎症抑制作用を示しました。

▽以上の結果は、L-NATがALSに対して治療的効果を有する可能性を示唆するものです。

(この研究は、アメリカ、Harvard Medical SchoolのLi Wらにより報告され、平成27年5月15日付のNeurobiology of disease誌に掲載されました)
引用元
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969996115001643
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