ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ALSにおける筋肉の神経終板での除神経は、Nogo-Aの発現と関連する
・現在第2a相臨床試験中の抗Nogo-A抗体であるOzanezumabの治療的有用性が期待できる基礎的な基盤となる研究結果と思われます

▽ALS動物モデルでの研究結果から、病初期における神経筋接合部での、神経と筋肉の結合が喪失する形態学的変化が注目されています。

▽今回研究者らはALS患者から採取した神経筋接合部のサンプルを電子顕微鏡で形態学的に観察しました。同時にNogo-Aの発現量についても検討されました

▽その結果、検査された9名の被検者(5名は初期、4名は長期生存者)のうち、3名において、表面筋電図による神経筋伝達機能の異常が示唆される結果でした。共焦点顕微鏡により調べられた神経筋接合部の形態は、調査された合計430箇所の全てで形態学的変化を認めました。

▽430箇所中19.7%の神経筋接合部では完全な除神経が起きていました。また神経支配の残存していた56.8%の神経筋接合部では、典型的な神経の再支配の所見を認めました。末端のシュワン細胞の形態も細胞内過程の活性化を伴う形態学的変化を認めました。いくつかのケースでは、シュワン細胞がシナプス間隙に侵入し、神経筋伝達を阻害している所見を認めました。

▽筋肉におけるNogo-Aの発現量の過剰は、神経筋接合部の除神経の度合いと有意に関連し、機能的悪化との関連性も認めました

▽以上の結果は、ALSにおける病初期からの神経筋接合部の形態学的異常の存在を示唆するものであり、Nogo-Aの発現量が神経筋接合部の除神経の度合いと関連したことから、治療的ターゲットとなりうる可能性を示唆するものです

(この研究はフランス、 Sorbonne UniversitésのBruneteauらにより報告され、平成27年4月付のAnnals of clinical and translational neurology誌に掲載されました)
引用元
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/acn3.179/abstract
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