ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ミエリン由来抗原による免疫付与は、脳脈絡叢を活性化し、ALSモデルマウスの病態を改善する
・ワクチンのような物質を投与することで、ALSの病態が改善する可能性があることを示唆する基礎研究です。新たな治療的アプローチであり注目されます。

▽ALSにおいては、局所の神経炎症が病態に関与し、病態進展をもたらします。いくつかの中枢神経病態モデルにおいて、末梢免疫細胞が神経炎症反応を抑制する効果を有することが報告されています

▽そのような役割を担う免疫細胞を中枢神経に導入するための手段として、脈絡叢を介した白血球流入の活性化があります。この活性化は、インターフェロンγシグナル経路を介した機構によるものです。

▽今回、研究者らは、SOD1変異ALSモデルマウスを用い、モデルマウスにおいては、脈絡叢局所のインターフェロンγ濃度の低下により、脈絡叢を介した白血球流通経路が不活性化していることをみいだしました。

▽ミエリン由来抗原をモデルマウスに投与し、脈絡叢活性化を行ったところ、IL-10産生単球由来マクロファージや、Foxp3陽性制御性T細胞などの免疫制御系細胞の集簇を認め、IGF-1やGDNFなどの神経栄養因子の上昇を認めました。

▽このような免疫付与により、モデルマウスの病態進行遅延と生存期間の延長が観察されました。

▽今回の結果は、ミエリン由来抗原により末梢から免疫付与を行うことで、病態改善効果を有する免疫制御系細胞をALS患者の脊髄中に導入することが可能となる可能性を示唆するものであり、今後の臨床試験での検証と、実用化が期待されます

(この研究は、イスラエル、Weizmann Institute of ScienceのKunisらにより報告され、平成27年4月22日付のThe Journal of Neurscience誌に掲載されました)
引用元
http://www.jneurosci.org/content/35/16/6381.short
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