ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ALSと血清抗トランスグルタミナーゼ6抗体
▽セリアック病はグルテンに対する遺伝的素因を有する個体に生じる自己免疫疾患です。グルテン不耐性は失調や神経障害などの神経学的症状として発現することがあり、消化器症状を伴う場合と、伴わない場合とがあります

▽グルテン起因性の運動失調は、神経細胞のトランスグルタミナーゼ6(TG6)に対する抗体によって生じます。当初ALSと
診断された患者が、後にセリアック病であると判明した2症例が報告され、グルテン除去食により改善しました

▽今回、研究者らは、ALS患者と健常者とで、セリアック病関連抗体とHLA抗原アリル。TG6抗体の保有率を調べ、ALSに類似したグルテン関連神経障害の存在の有無を検証しました。

▽今回の症例対照研究では、150名のALS患者と、115名の健常対照者を対象に、血清総IgA抗体、抗トランスグルタミナーゼ 2IgA抗体、抗筋内膜IgA抗体、deamidated gliadine peptideおよびTG6に対するIgAおよびIgG抗体、HLA抗原遺伝子型などが測定されました。

▽その結果、全てのALS患者および健常対照者において、TG2、筋内膜、deamidated gliadine peptideに対するIgA抗体は陰性でした。

▽ALS患者の23名(15.3%)はTG6に対するIgA抗体が陽性であり、健常対照者では、わずか5名(4.3%)が陽性でした。この差は統計的に有意な差でした。抗TG6IgA抗体が陽性のALS患者においては、症状経過は典型的なALSと同じものでした。

▽セリアック病に特異的なHLA抗原の保有率は、抗TG6 IgA抗体陽性ALS患者において59.1%、健常対照者においては28.6%であり統計的に有意な差を認めました

▽以上の結果は、予備的なものであり、今後の検証が必要ですが、ALS症状を呈する一部の患者において、グルテン不耐性に関連した自己免疫機序が病態に関与している可能性を示唆するものであり、グルテン除去食により治療可能な一群が存在する可能性を示唆するものです。

(この研究は、イスラエル、Tel Aviv Medical CenterのGadothらにより報告され、平成27年4月13日付のJAMA Neurology誌に掲載されました)
引用元
http://archneur.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2241558
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