ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711
NP001第2相臨床試験結果
・4月9日付Neurology誌に免疫系に作用しALSに対する治療的効果が期待されているNP001の第2相臨床試験の結果が報告されました。昨年12月11日の記事でもほぼ同様の内容についてご紹介しています。今回は正式にpeer reviewed journalに結果が公表されました。

▽NP001は炎症細胞である単球、マクロファージに作用し、免疫系を調節することによりALSに対する治療的効果が期待されている薬剤です

▽第2相臨床試験は、136名のALS患者を対象にプラセボ対照二重盲検無作為割付試験として行われました。対象となったのは発症後3年未満で努力性肺活量70%以上などの条件をクリアした患者です。

▽試験は6ヶ月間で行われ、NP001 2mg/kg群、NP001 1mg/kg群、プラセボ群の3群で行われました。有効性については、ALSFRS-Rを尺度とし、過去の臨床試験においてプラセボに割り当てられた群のALSFRS-Rの変化量との比較、プラセボ群とのALSFRS-Rの変化量との比較、およびベースラインからの変化量などで解析されました。

▽治療反応群は、ALSFRS-Rがベースラインから変化しない群と定義されました。

▽試験の結果、NP001の安全性の忍容性が概ね良好であることが確認されました。注入部位の疼痛とめまいが主な副作用でした。

▽有効性については、全体としては、NP001投与群のALSFRS-R尺度の変化量はプラセボ群と統計的な有意差はありませんでした。しかしながら、高用量のNP001投与群でかつ炎症反応が高い群(CRPが高い群)においては病態進行遅延効果が確認されました。

▽さらに、一部の患者群においては、用量依存性に病態進行の遅延効果がみられました。6ヶ月間で病状進行がみられなかった群は、高用量NP001投与群では25%、プラセボ群では11%でした。

▽大半の治療反応群では、炎症に関するマーカー上昇(インターロイキンー18)がベースラインで観察され、ベースラインでリポポリサッカライドが陽性でした。これらは治療開始と共に減少しました。

▽以上の結果は、NP001は神経炎症が亢進している患者群において有効性が期待できることを示唆する結果であり、このことが今後確認されれば、ALSに対する新たな治療戦略になる可能性があります。

引用元
http://nn.neurology.org/content/2/3/e100.short?rss=1
スポンサーサイト
コメント
コメント
掲載ありがとうございます。
根本的な治療法はまだまだなのでしょうかね。
私は患者の娘なのですが、毎日頭の中がそれでいっぱいです。
2015/04/13(月) 14:53:33 | URL | かきのたね #- [ 編集 ]
>かきのたねさん

ありがとうございます。
このところの報告をみると日々急速に再生医療についての技術が進歩しており、多くの研究機関がALSの研究を精力的に推進しています。
一刻も早く根本治療法が実用化されるといいですね
2015/04/16(木) 23:08:01 | URL | HIDE #- [ 編集 ]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.