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選択的な脱リン酸化制御経路の抑制により蛋白質恒常性異常疾患を治療する
・4月10日付のScience誌に掲載された、ALSに対する新たな治療戦略についての報告です

▽蛋白質のリン酸化はほとんど全ての生物学的過程を制御しています。蛋白質リン酸化酵素は、普遍的な薬物治療のターゲットとなりますが、蛋白質の脱リン酸化酵素をターゲットにする治療戦略については、まだあまり研究されていません。

▽今回、研究者らは、Sephin 1とよばれる選択的な脱リン酸化酵素に注目しました。Sephin 1は小分子であり、選択的、かつ安全にprotein phosphatase 1のサブユニットを抑制します。

▽Sephin 1は選択的にストレス誘発性の細胞過程に関与する脱リン酸化酵素のサブユニットであるPPP1R15Aに結合し、抑制します。さらにそのことにより、適応的なリン酸化シグナル経路を維持し、異常折り畳み蛋白質による細胞傷害性から細胞を保護します。

▽マウスによる実験により、折り畳み異常蛋白の関与している2つの神経変性疾患であるCharcot-Marie-Tooth 1B病モデルマウスと、ALSモデルマウスにおいて、Sephin 1が治療的効果を発揮することが確認されました。

▽以上の結果は、脱リン酸化酵素が治療対象として有用なことを示唆しており、ALSなどの蛋白質折り畳み異常が関与する疾患に対する新たな治療ストラテジーとなる可能性があります。

(この研究はイギリス、ケンブリッジ大学のDas Jらにより報告され、平成27年4月10日付のScience誌に掲載されました)
引用元
http://www.sciencemag.org/content/348/6231/239.abstract
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