ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ALSに関連したVAPB変異は、3T3-L1前脂肪細胞の分化を抑制する
・信州大学のグループからの報告です

▽ALSにおいては、脂質異常症など、代謝機能の変化が報告されています。しかしながら、代謝機能異常発現のメカニズムは不明です。

▽研究者らは、ALSに関連したVAPB(vesicle-associated membrane proteinassociated protein B)遺伝子の特定の変異(P56S)に注目し、3T3-L1 前脂肪細胞の分化に与える影響と、分化に関連した遺伝子発現や、小胞体ストレス応答(UPR)関連遺伝子の発現状況を調べました。

▽変異VAPB遺伝子を組み込んだベクターを野生型の3T3-L1前脂肪細胞に注入し、観察した結果、細胞内の脂肪滴のサイズはVAPB変異細胞において小さいものの、細胞内への脂質蓄積を認めました。

▽変異VAPB蛋白質発現細胞においては、PPARγ2aP2C/EBPαなどの脂肪細胞の分化に関与する遺伝子の発現が観察されませんでした。さらに、小胞体ストレス応答に関与したATF4CHOPなどの遺伝子発現が増加していることが観察されました

▽以上の結果は、変異VAPBはATF4-CHOP経路を活性化することにより、脂肪細胞の分化を抑制することを示唆しており、ALS患者においてみられる脂質異常症は、脂肪組織におけるATF4-CHOP経路の活性化に起因することを示唆するものです

(この研究は、信州大学のTokutakeらにより報告され、平成27年3月27日付の Molecular cell biology research communications誌に掲載されました)
引用元
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006291X15005847
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