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次世代RNAシークエンシングが神経変性に関与する遺伝子を明らかにする
・平成27年2月19日付、ALS NEWS TODAYの記事からです

・新たな技術により、神経変性のメカニズムにより詳細にアプローチすることが可能になりました。

▽RNAの大規模塩基配列決定技法である次世代RNAシークエンシング(RNA-Seq)を用いて、運動神経変性過程における遺伝子発現プロフィールの変化が研究されました

▽脊椎動物においては、神経系の発達過程において、適切な神経ネットワークの構築の際に約半数の神経細胞が細胞死を起こします。このような細胞死のプロセスは正常な神経系の発達に必要なものですが、出生後に起こる神経細胞死は神経変性疾患においてみられるものです。

▽研究者らは、発達段階における自発的な運動神経細胞死と、神経変性疾患における神経細胞死のプロセスに共通の過程が潜んでいるのではないかと考えました

▽この共通のアポトーシス過程に関与する遺伝子を明らかにすることができれば、新たな治療戦略の開発につながります

▽今回、Southern Methodist Universityの研究者らは、次世代RNAシークエンシング技術を用いて、神経細胞死過程に関与する遺伝子を詳細に調べました

▽研究者らは、一般的にアポトーシス過程の研究に用いられる小脳顆粒神経細胞の培養細胞を用いて、低濃度カリウム溶液中でアポトーシスを誘発しました

▽これまでの研究では、このようなプロセスに関与する遺伝子の研究のためにDNAマイクロアレイが用いられていました。しかしRNAシークエンシング技法はDNAマイクロアレイと比較してさらに詳細で確実な研究をすることが可能であり、発現量が少なくDNAマイクロアレイ法では検出できなかった遺伝子も検出することが可能になっています。

▽その結果、アポトーシス過程において合計4334の遺伝子発現が変化していることが明らかになり、うち2199遺伝子は発現増加し、2135遺伝子は発現が減少していました。DNAマイクロアレイ法では数百程度の遺伝子しか検出できなかったことと比較して格段の進歩になります。今回発現量の変化が検出された遺伝子群は、主に細胞死と生存、成長と増殖の制御に関連する遺伝子でした。

▽アポトーシス過程において変化している経路について調べた結果、ミトコンドリア機能障害と酸化的リン酸化に関与する経路が明らかになりました。これらの経路は神経変性疾患において機能不全を起こしている経路と一致します。

▽今回の研究により、神経変性過程における新たな遺伝子発現プロフィールの変化が明らかになりました。今後の研究によりさらに神経細胞の生存と変性に関わる重要な因子が明らかになることが期待され、新たな治療法開発に結びつくことが期待されます。

引用元
http://alsnewstoday.com/2015/02/19/rna-sequencing-uncovers-new-genes-involved-in-als-neurodegeneration/
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