ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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自己分泌によるIGF-I産生は、幹細胞による神経保護作用を増強する(Neuralstem社のNSI-566についての報告です)
▽SOD1変異モデルマウスにおいて、神経前駆細胞の投与は、運動神経を保護し、病態進行遅延効果をもたらすことが知られています。ミシガン大学の研究グループとNeuralstem社は、ALSに対するヒト脊髄幹細胞移植の第1相臨床試験を行い、安全性と実現可能性について検討しました。その結果、脊髄幹細胞の脊髄内移植は安全で、実現可能であることがわかりました

▽現在第2相臨床試験が進行中です。同時に、動物モデルを用いて、ヒト脊髄幹細胞移植がいかにして治療的効果をもたらすのか、その機序についての実験的研究が進められてきました。その過程において、インスリン様成長因子-I(IGF-I)が神経保護作用に寄与することが判明しました

▽IGF-IはALSに対する前臨床試験において、治療的有効性が期待できる結果の得られている成長因子の一種であり、研究グループは、自己分泌(分泌した物質が自身に作用する)によるIGF-I産生が、幹細胞の効果を増強する可能性があることをつきとめました

▽IGF-Iの産生量が通常の脊髄幹細胞の6倍の産生能力がある幹細胞と、通常の幹細胞を比較することにより、IGF-Iの産生が、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)の産生を促進し、幹細胞自身の増殖能や分化能に影響することなく、神経突起伸長を促進することがわかりました

▽さらに、研究者らは、IGF-Iの産生が増加することで、興奮毒性に起因した運動神経傷害からの保護作用が増強することを確認しました。

▽これらの所見は、神経幹細胞と、自己分泌での成長因子産生とが協働的にALSにおける運動神経保護作用を増強することを示唆しています。

(この研究は、アメリカ、ミシガン大学のLunnらによって報告され、平成26年12月23日付のStem Cells誌に掲載されました)
引用元
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/stem.1933/abstract
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