ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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メキシレチン Webinar
・ALSに対するメキシレチンの第2相臨床試験結果の速報はこちらの記事でご紹介しましたが、平成26年11月21日にNEALSのサイトで開催されたWebinarの録画が昨日より視聴できるようになりました。
以下に要約を記載します

▽メキシレチンはNaチャネル遮断薬であり、FDAによりクラスIb抗不整脈薬に分類されます

▽リドカインの類似物質であり、糖尿病性多発神経障害の神経因性疼痛治療薬としても用いられます

▽最近、先天性筋緊張症や筋緊張性ジストロフィーに伴う筋緊張症状に対する有効性が臨床試験で示されています。

▽SOD1変異ALSモデルマウスの運動神経細胞において、持続的なNa電流の亢進が観察されています。また、SOD1変異ALSモデルマウスの皮質運動神経細胞においても、過剰興奮性が観察されています。

▽ヒトにおいては、経頭蓋磁気刺激法を用いて、皮質運動野を刺激し、誘発される運動神経誘発電位を観察したところ、孤発性ALS、家族性ALS両群において、健常対照群よりも有意に誘発電位の振幅が高いことも観察されています。

▽以上のことから、Na電流を遮断し、興奮性を抑制することが期待されるメキシレチンが、ALSに対して治療的効果を有することが期待されました。

▽実際にSOD1変異ALSモデルマウスでは、生存期間の延長が観察されました

▽メキシレチンは、Machado-Joseph病において、筋痙攣頻度を減少させることが示されています

▽第2相臨床試験は12週間の投薬期間で行われました。

▽参加者の平均年齢は58歳、発症からの経過期間は平均19ヶ月、診断からの経過期間は平均8.3ヶ月でした。ALSFRS-Rの平均得点は35点、24時間での筋痙攣頻度は平均1.9回、過去30日間の筋痙攣頻度は平均42.8回でした。

▽リルゾールは全体の69.5%が内服していました

▽臨床試験は、プラセボ投与群20名、メキシレチン300mg投与群20名、メキシレチン900mg投与群19名の3群で比較されました

▽副作用としては、900mg投与群で40%以上が嘔気を認め、25%程度に振戦がみられました

▽副作用のため合計8名が投薬中断となり、うち6名は900mg投与群でした。

▽ALSFRS-RとSVC(静的肺活量)については、12週後にメキシレチン投与群とプラセボ投与群とで有意差がありませんでした。

▽一方で、筋痙攣頻度については、メキシレチン300mg投与群では平均69%減少、900mg投与群では平均84%減少しました。

▽また筋痙攣の頻度が1週間に10回以上の高頻度群に限定して解析すると、メキシレチン300mg投与群では平均78%減少、900mg投与群では93%減少しました。これらの減少度はいずれも統計的に有意な減少でした

▽メキシレチンは、ALSに伴う筋痙攣に対して、特に筋痙攣が高頻度に起こる群において、かなりの改善効果が期待できそうです。

・日本では、メキシレチンは頻脈性不整脈(心室性)ないし糖尿病性神経障害に対して保険適応があります。最大用量は300mgで、不整脈については効果不十分であれば450mgまでの増量が容認されています。

引用元
http://vimeo.com/112947127
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