ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ALS治療の新たなアプローチ:古い薬剤の再評価か
▽これまで初期の研究では有効性が期待された多くの薬剤が、結果的には有効性が確認できず、臨床応用にいたっていません。

▽11月20日付のAnnals of Clinical and Translational Neurologyに掲載された論文によると、研究者らは、ALSにおいて、脳内の毒性物質を排泄するプロセスが徐々に活性化し、同時に薬剤の排泄も促進されることを示しました。

▽このメカニズムのため、治療目的で投与された薬剤が、脳内で十分な治療効果を発揮できないのではないかと述べています。

▽ALSモデルマウスにおいて、この排泄メカニズムをブロックしたところ、治療効果がより顕著となり、病態進行が抑制されたとのことです

▽このメカニズムは、本来は脳を保護するためのものですが、治療薬も有害物質と認識され、排泄されてしまうようだということです。

▽このような排泄メカニズムを介した、薬効の喪失は新しい発見ではないと研究者は述べています。

▽製薬会社は、このような薬剤排泄の相互作用を常にチェックしていますが、通常は健常なマウスで確認されるということです。研究者らは、ALS罹患モデルマウスでは、病態進展とともに、排泄作用もより活性化することをみいだしました

▽ALSの脳と脊髄は、病態進展を、有害物質を排泄するポンプをより活性化することで補償しようとしているようです。

▽研究者らは、リルゾールをALSモデルマウスに投与し、このことを検証しました。リルゾールは初期の研究では、病態進展とともに有効性が減弱することが示されています。

▽リルゾールは、P糖蛋白質やBCRPなどの排泄機構と相互作用をすることがわかっています。そこで、この2つの排泄ポンプを実験的化合物のelacridarにより選択的にブロックしました。

▽その結果、排泄ポンプをブロックし、リルゾールを投与したモデルマウスでは、リルゾール単独投与したマウスと比較して生存期間が延長し、筋力などのその他の指標も改善したとのことです。

▽ALSモデルマウスを用いる大半の実験(ALS症状出現前から投薬を開始する)と異なり、研究者らは、実際の患者と同様に、症状出現後に投薬を開始しました。

▽その結果、リルゾール単独では、乏しい効果しかみられなかったのに比較して、elacridarと併用すると顕著な改善効果がみられたとのことです

▽研究者らは、今後臨床試験を行い、すでに承認されている薬剤や、これまで効果が確認されなかった薬剤の有効性を、再評価したいとしています。

▽今回の報告は、これまで多くの薬剤の臨床試験が失敗してきた理由を説明しうるかもしれません。これら薬剤の選択的な排泄ポンプ阻害薬との併用による再評価の可能性を開くものといえます。

引用元
http://www.sciencedaily.com/releases/2014/11/141120081750.htm


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