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脳の発達期においてミクログリアは大脳皮質第5層のニューロンの生存に寄与する
発達期の脳において,ニューロンやそれらが構成する神経回路は周囲の環境より栄養をうけ維持されていると考えられてきたが,その実体は不明のままであった.筆者らは,脳の免疫細胞とされるミクログリアが運動機能をつかさどる大脳皮質第5層のニューロンの生存にかかわることを発見した.この研究では,まず,脳の発達期においてミクログリアがニューロンの軸索の周囲にあつまるという特徴的な分布を示すことに着目した.このミクログリアの機能を解明するため,阻害薬や遺伝子改変マウスを用いてミクログリアの機能を抑制して脳を観察したところ,大脳皮質第5層のニューロンに選択的に細胞死が誘導されることを見い出した.これらの結果から,ミクログリアが特定のニューロンの生存にかかわることが示された.また,ミクログリアの放出するIGF1がその機能に関与していることが明らかになった.この研究から,グリア細胞とニューロンとの相互作用による神経回路およびニューロンの新たな維持機構が明らかになった.

詳しくは、ライフサイエンス新着論文レビューにて
http://first.lifesciencedb.jp/archives/6794
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