ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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免疫細胞の中枢神経系への侵入口と仕組みを世界で初めて解明
大阪大学 大学院生命機能研究科の村上 正晃 准教授と大阪大学の平野 俊夫 総長らは、JST 課題達成型基礎研究の一環として、末梢神経系注1)が活性化することで、脳や脊髄(中枢神経系)に免疫細胞の入り口となるゲートがつくられ、そのゲートを通過して病原性のある免疫細胞が血管から中枢神経系に侵入し、病気が発症することを分子レベルで明らかにしました。
これまで中枢神経系の血管は、免疫系の細胞をはじめ、ウイルスや大きなたんぱく質を脳や脊髄に通過させない、血液脳関門注2)を形成すると考えられてきました。しかし、中枢神経系にもウイルスが感染することや、さまざまながん、難病注3)などが発症することが知られており、血液脳関門にも免疫細胞などの入り口となるゲートがあると予想されていました。しかしこのゲートがどこにあるのか、どのような過程やメカニズムで機能するのかは全く不明でした。
本研究グループは、中枢神経系の難病である多発性硬化症注4)のモデルマウスを用いて、免疫細胞の中枢神経系へのゲートはある特定の部位に形成されること、またその形成が末梢神経系の活性化によるものであることを明らかにしました。本研究成果は、神経系と免疫系の関わりを分子レベルで明らかにしたもので、中枢神経系の難病やがんなどに対する予防法や治療法の開発に新たな可能性を与えます。また、ストレスなどの精神状態とさまざまな病気との因果関係の解明にもつながることが期待されます。
本研究は、大阪大学 大学院医学系研究科の大平 充宣 教授、東京大学 医科学研究所の岩倉 洋一郎 教授らの協力を得て行いました。
本研究成果は、2012年2月2日(米国東部時間)に米国科学雑誌「Cell」のオンライン速報版で公開されます。

これでALSや他の難病の原因究明や治療法に大いなる進歩を遂げます。

大阪大学プレスリリース(詳細情報あり)
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20120203/index.html
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