ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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細胞外のシクロフィリンAを対象とした新規治療法の可能性
▽ALSにおいては神経炎症の存在が病態の特徴です。これまで抗炎症作用を有する物質の臨床試験が行われましたが、結果は芳しくないものでした。その理由の一部として治療ターゲットがはっきりしていないことがあげられます。

▽シクロフィリンAは細胞内では有益な作用を発揮しますが、細胞外においては有害作用を有することがしられています。

▽今回、研究者らはALSの神経炎症において細胞外シクロフィリンAが重要な役割を果たすことを発見しました。細胞外シクロフィリンAはマトリックスメタロプロテアーゼ9の誘導作用を有し、運動神経細胞に選択的な毒性を発揮します

▽SOD1変異ALSモデルマウスおよび孤発性ALS患者の髄液中において高濃度のシクロフィリンAが検出されています。

▽細胞外シクロフィリンAの選択的阻害薬であるMM218を発症時点のSOD1変異ALSモデルマウスに投与したところ、運動神経保護作用と生存期間延長作用がみられました。また炎症促進性マーカーの減少や小胞体ストレスの減少、不溶性TDP-43の減少などが観察されました。

▽以上の結果は、細胞外シクロフィリンAがALSの治療ターゲットとして有望である可能性を示唆するものです

(この研究は、イタリア、 IRCCS-Istituto di Ricerche Farmacologiche Mario NegriのPasettoらにより報告され、平成28年12月23日付のJournal of Neuroscience誌に掲載されました)
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