ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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microneurotrophinsの運動神経生存期間延長作用と生体への影響
▽神経栄養因子は神経系の発達、維持、生存において重要な役割を果たします。ALSに対する神経栄養因子の有効性については、前臨床段階では良好な結果が得られていても、臨床試験の結果は、芳しくない状況です。その原因として血液脳関門の透過性が小さいことが指摘されています。

▽今回、研究者らは、新規薬剤候補であるMicroNeurotrophins(MNTs)の有効性を基礎実験で検証しました。MNTsは、血液脳関門を透過しうる内因性神経ステロイドで、チロシンキナーゼ受容体に結合する、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の誘導体です。

▽その結果、ヒトSOD1変異ALS患者由来のアストロサイトと共培養した神経細胞において、MNTsであるBNN27の10uM投与は、運動神経細胞死を抑制しました。

▽一方でALSモデルマウスに対する10mg/kgないし50mg/kgのBNN27投与は生存期間の延長効果はもたらしませんでした。剖検により、ラットの中枢神経においてBNN27は検出されませんでした。

▽以上の結果は、末梢からのBNN27投与は、生体中では肝細胞により迅速に代謝されるために、中枢神経作用を発揮できない可能性を示唆しており、今後の治療戦略開発において重要な視点を提供するものと思われます。

(この研究は、アメリカ、Massachusetts General HospitalのGlajchらにより報告され、平成28年10月7日付のPLoS One誌に掲載されました)
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コメント
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無題
ひでさん、気になる、NurOwnやGM604その後の情報は、どうなったのでしょうか!早期承認される可能性あるのでしょうか!記事にしていただければ、幸いです!お願いします!
2016/10/11(火) 22:06:02 | URL | 倉持 #Vw3fgwu. [ 編集 ]
Re: 無題
>倉持さん

NurOwnは第3相臨床試験に向けて準備をしているところかと思われます
GM604はその後の動向がはっきりしない状況です。また何か新しい動きがありましたら記事にてご紹介いたします
2016/10/11(火) 23:21:34 | URL | HIDE #- [ 編集 ]
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