ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
201703<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201705
TriheptanoinはALSモデルマウスの発症を遅延させ運動神経保護作用を有する
▽ALSにおいてはエネルギー代謝の異常が存在するとの報告があります。ヘプタン酸誘導体であるtriheptanoinは酸化的リン酸化経路を改善し、ATP産生を補助する役割を有するといわれています

▽ヘプタン酸はプロピオニルCoAに代謝され、プロピオニルCoAはサクシニルCoAを産生し、TCAサイクルを回転させます。今回研究者らは、triheptanoinが運動神経細胞死を阻害し、SOD1変異ALSモデルマウスの発症遅延効果を有するかを検証しました

▽35日齢のモデルマウスにtriheptanoinを経口投与したところ、70日齢時点での運動神経細胞死が33%減少しました。また筋力低下についても対照群よりも2.8週遅延がみられました。

▽筋肉代謝に関連した遺伝子発現の変化とともに、運動機能の改善がみられました。25週齢時点では、対照群と比較して、コハク酸デヒドロゲナーゼやグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ 2、プロピオニルカルボキシラーゼβサブユニットなどのmRNA濃度は69-84%減少がみられました。

▽以上の結果は、triheptanoinがTCAサイクル効率を改善させることにより、運動神経細胞喪失を減弱し、発症遅延効果を有する可能性を示唆するものです

(この研究は、オーストラリア、The University of QueenslandのTeferaらにより報告され、平成28年8月26日付のPLoS One誌に掲載されました)
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.