ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
201705<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201707
TDP-43は内因性のレトロウイルス-K由来蛋白質蓄積を制御する
▽今回、研究者らはTDP-43がERVK発現に影響を与えるかどうかを調べました。その結果、TDP-43は炎症下やプロテアソーム抑制下において、ERVKのプロモータ領域に結合しましたが、ERVKの転写活性そのものには影響を与えませんでした。

▽しかしながら、ALSに関連した異常TDP-43蛋白質凝集体の過剰発現がおきると、ERVK由来ウイルス蛋白質の蓄積が起こりました。

▽ヒトアストロサイトや神経細胞においては、炎症下やプロテアソーム抑制下において、細胞特異的なERVKの発現様式や排泄様式を示しました。アストロサイトは、ストレス顆粒形成や自食作用により、過剰なERVK蛋白質を排除する能力を示しましたが、神経細胞にはこのような能力は認めませんでした。

▽これらの所見はヒトALS患者由来の運動野組織などにおいても確認されました。さらにALS患者の皮質神経細胞において、ERVKの著明な発現亢進を認めました。

▽これら神経細胞では、ストレス顆粒や自食作用の亢進がみられましたが、過剰なERVK由来蛋白質を排除することはできていませんでした。

▽TDP-43の異常凝集によるERVK蛋白質の蓄積は、ALSにおける新たな病態として、今後の病態解明と治療法開発に寄与することが期待されます

(この研究は、カナダ、University of WinnipegのMangheraらにより報告され、平成28年6月28日付のNeurobiology of Disease誌に掲載されました)
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.