ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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HIPK2活性化はALSにおける小胞体ストレス誘発性の神経変性を促進する
▽折り畳み異常蛋白質の蓄積は、小胞体ストレス応答を引き起こし、ALSなどの多くの神経変性疾患における病態に関与しています。

▽今回研究者らは、HIPK2(homeodomain interacting protein kinase 2)がIRE1α-ASK1-JNK経路を通じて、小胞体ストレス誘発性の細胞死促進に重要な関与をしていることをみいだしました。

▽SOD1変異モデルマウスにtunicamycinを投与することにより、小胞体ストレスを誘発したところ、HIPK2のリン酸化による活性化が観察されました。一方でHIPK2を除去すると、病態進展遅延効果と生存期間延長が観察され、脊髄運動神経細胞変性の減弱が観察されました。

▽また、TDP-43変異ALSモデルマウスにおいては、HIPK2活性化は、TDP-43蛋白症の病態進展に関与していることがわかりました。同時にHIPK2のリン酸化活性を阻害することにより、TDP-43の細胞毒性から運動神経細胞が保護されました。

▽以上の結果は、HIPK2活性化と小胞体ストレス誘発性の運動神経変性との関連性を初めて明らかにしたものであり、今後ALSの治療対象となりうる可能性があります。

(この研究は、アメリカ、University of CaliforniaのLeeらにより報告され、平成28年6月15日付のNeuron誌に掲載されました)
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