ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ALSにおける必要カロリー
・Northeast ALS Consortiumのサイトで今年3月に公表された現時点でのALSに対する栄養療法の最新のwebinarです
https://vimeo.com/157773402

▽TDEE=resting metabolic rate(体重や身長などで決まる)+TEF(食事摂取や消化などに要するカロリー、全カロリー消費量の10%程度)+EEact(日常生活の活動度による消費カロリー)

▽ALSのカロリー消費に影響を与える因子
・筋萎縮:RMRを減少させる
・四肢筋力低下:身体活動の減少によりカロリー消費が減る。食事摂取量の減少にもつながり、カロリー摂取量の低下につながる
・球症状:嚥下困難により食事時間が延長し、カロリー摂取量が減少する
・線維束収縮や痙縮、痙攣などの非機能的な運動:カロリー消費の増大につながる

▽カロリー摂取量が不足すると・・・脳のカロリー消費が最も優先されるため、体内のグリコーゲン貯蔵が減少し、脂肪が分解され、さらに筋萎縮が起こり、栄養源として用いられる(そのため不適切な栄養摂取による筋萎縮は避けなくてはならない)

▽基礎代謝を求める方法としては、Harris-Benedictの式が用いられている
・男性 [BEE=66.47+13.75W+5.0H ー 6.76A]
・女性 [BEE=655.1+9.56W+1.85H ー 4.68A]
W:体重(kg)、H:身長(cm)、A:年齢(年)

▽ALSにおいて1日に必要な総カロリーを求めるには、ALSFRS-6スコアで補正する
・ここでALSFRS-6スコアとは、ALSFRS-Rの1,4,6,7,8,10aの6項目の総得点のこと(24点満点)。つまり
(1)言語
4.正常
3.軽度言語障害
2.繰り返すと理解できる
1.言語以外に伝達法を併用
0.言葉にならない
(4)書字
4.正常
3.遅く拙劣だが判読できる
2.判読出来ない文字がある
1.ペンを握れても書けない
0.ペンを握れない
(6)身支度と身体の清潔
4.障害なく正常に着る
3.努力をし遅くとも完全自立
2.時々介助あるいは工夫を要する
1.介助が必要
0.全面介助
(7)ベットでの体位変換とシーツ掛け
4.障害なくできる
3.努力を要し遅いが自立
2.やっとできる
1.開始の動作しかできない
0.なにもできない
(8)歩行
4.正常
3.すぐ歩行困難
2.介助歩行
1.歩行不能
0.意図した下肢の動きが出来ない
(10)呼吸困難
4.ない
3.歩行時にでる
2.食事・入浴・身支度一つ以上に出る
1.坐位あるいは安静臥床時に出る
0.呼吸器が必要
以上の合計点になります

▽ALS患者が1日に必要な総カロリー
=(55.96×ALSFRS-6合計点)-168+基礎代謝量(Harris-Benedictの式による) 
となります。

・具体的に体重60kg、身長170cm、60歳の男性で、ALSFRS-6が19点の場合に、1日に必要な総カロリーは
(55.96×19)-168+66.47+13.75×60+5.0×170 ー 6.76×60
=2231.11(kcal)
となります。

▽実際に臨床場面で応用する場合には、診察前24時間の食事摂取内容を記録し、そこからカロリーを計算、さらにALS患者が必要な総カロリーを計算し、実際の摂取カロリーと比べ、食事摂取量が必要カロリーに満たない場合には胃瘻造設を考慮するとのことです
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