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糖尿病性神経障害とALSにおけるインスリン様成長因子1(IGF-1)
・過去にALSに対するIGF-1の有効性に関する第3相臨床試験で望ましい結果が得られなかったことへの考察がなされています

▽IGF-1は多能性を有する成長因子であり、末梢神経および中枢神経において多様な機能を有します。IGF-1は神経生存や軸索成長を助け、髄鞘化を担うシュワン細胞やオリゴデンドログリアにも作用します。

▽IGF-1の生物学的機能は、IGF結合蛋白質(IGFBPs)によって変化します

▽IGF-1の発現とIGF-1受容体(IGF-1R)発現が、糖尿病やALSなどの疾患において減少していることが報告されています。また糖尿病神経障害患者において、IGF-1の結合阻害作用を有するIGFBP5が神経において増加していることが報告されています

▽研究者らは、運動神経細胞と感覚神経線維においてIGFBP5の発現増加を伴う遺伝子組換えマウスを用いて、病態に与える影響を調べました。

▽これらのマウスは糖尿病性神経障害にみられるのと同様な運動神経軸索変性と感覚障害を呈しました。

▽同時に、運動神経軸索変性は運動神経局限的にIGF-1Rがノックアウトされたモデルマウスにおいても観察されました。このことは、運動神経細胞におけるIGF-1の作用が減弱することが、運動神経軸索変性につながることを示唆しています

▽ALSの臨床試験において、IGF-1の治療的有効性が示されなかった原因として、IGFBP5の発現亢進が関与していた可能性が考えられます

▽IGFBP5によるIGF-1の作用減弱効果を阻害することにより、IGF-1投与による治療的効果が期待できる可能性があり、今後の検証がまたれます

(この研究はドイツ、University Hospital WürzburgのRauskolbらにより報告され、平成28年4月30日付のNeurobiology of disease誌に掲載されました)
引用元
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0969996116300894
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