ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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リゾホスファチジン酸とアミトリプチリンはLPA1Rを介して血液脳関門透過性を改善する
▽血液脳関門は有害物質から中枢神経を保護する作用を有しますが、薬物の透過性を阻害する要因にもなります

▽P糖蛋白質はATP結合輸送体であり、薬物の排泄に中心的な役割を果たしています。P糖蛋白質をターゲットにすることは、中枢神経への薬物移行性を改善するために有望な戦略となります

▽今回、研究者らは、動物モデルにおいて、リゾホスファチジン酸およびアミトリプチリンが、LPA1R( lysophosphatidic acid 1 receptor)を介してP糖蛋白質の輸送活性を減弱させ、薬物の中枢神経への透過性を改善させることをみいだしました

▽ALSモデルマウスであるSOD1変異モデルマウスにおいても、 リゾホスファチジン酸およびアミトリプチリンはP糖蛋白質の活性を減弱させました

▽以上の結果は、これらの物質が、薬物の中枢神経移行性を改善させるために有用である可能性を示唆するものです

(この研究は、アメリカ、National Institute of Environmental Health SciencesのBanksらにより報告され、2017年1月のJournal of cerebral blood flow and metabolism 誌に掲載されました)
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アデノウイルスベクターによるVEGFとANG注入により脊髄損傷モデルマウスが回復
▽ALS動物モデルにおける実験、およびALS患者に対する予備的な臨床試験においてアデノウイルスベクターによるVEGF(vascular endothelial growth factor )およびANG(angiogenin)注入が病態進行遅延効果を有する可能性が報告されています

▽今回、研究者らは、脊髄損傷モデルラットにおいて、アデノウイルスベクターによりVEGFおよびANGを脊髄内に注入し、治療的効果を検討しました

▽その結果、脊髄損傷後30日後において、アデノウイルスベクター投与群は、アストロサイトの活性に関与するS100βが、対象群と比較して、2倍増加しており、運動機能についても36%高い改善を示しました

▽以上の結果は、アデノウイルスベクターによるVEGFおよびANG注入が、脊髄損傷後の回復促進作用を有する可能性を示唆するものです

(この研究は、ロシア、Kazan State Medical UniversityのPovyshevaらにより報告され、平成29年4月28日付のJournal of neurosurgery. Spine誌に掲載されました)
クモ膜下腔への自家末梢血単核球細胞移植の安全性
▽今回、中国で14名のALS患者に対して施行された自家末梢血単核球のクモ膜下腔移植についての安全性などについての報告がなされました

▽14名の患者から1×10の9乗個の末梢血単核球細胞が採取されました。その後、クモ膜下腔へ移植されました。

▽その結果、血液生化学検査などで異常所見はなく、移植も安全に施行されました。移植前1週間、移植後1,2,4,12週間において機能的尺度も評価されましたが、移植前後で有意差はありませんでした

▽以上の結果は、自家末梢血単核球移植が安全であることを示唆するものです。しかし、治療的効果は目立ったものではないようです。さらに大規模な試験での検証が必要です

(この報告は、中国、Dalian Medical UniversityのLiらにより報告され、平成29年3月12日付のNeural regeneration research誌に掲載されました)
20周年を迎えるALS啓発活動(ALS Ride for Life)
▽5月はALS啓発月間です

▽1997年以降、ALS啓発活動、ALS治療法発見のための資金供与活動を続けている”ALS Ride for Life”が20周年を迎えました

▽この活動は1993年にALSと診断されたChris Pendergast氏が開始したもので、現在も活動中であり、最近では車椅子でニューヨークなどでの行進を行っています

▽彼を中心とした活動により、これまでに700万ドルが研究資金として供与されてきました。

▽今年も5月5日から14日まで、ワシントンで活動が行われる予定です

引用元
https://alsnewstoday.com/2017/05/05/cure-als-ride-for-life-marks-the-20th-year-of-hope-for-chris-pendergast/
エダラボンがアメリカでFDA承認
・ALS TDIからの速報記事です(ALS TDIからの速報ですが、他のサイトから裏づけが取れていないので、情報の正確性は不明です)

・日本では既に承認されている田辺三菱製薬のエダラボンですが、このたびアメリカでもFDAから正式に承認されました(随分承認プロセスが速かった印象です)

・アメリカでは1995年のリルゾール承認以来22年ぶりにALSに対する新薬の承認となります
Pfizer社とAbbVie社が1000万ドルをAquinnah製薬に資金供与
・ALS NEWS TODAYの5月3日付記事からです

▽Pfizer社とAbbVie社が、Aquinnah製薬のALSなど神経変性疾患の治療薬開発に対して、1000万ドルの資金供与を決定しました

▽武田製薬も同社に対して2015年に500万ドルの資金供与を行っています

▽Aquinnah製薬はALSやアルツハイマー病などの蛋白質凝集が病態をなす疾患に対する治療法を開発しています

▽今後さらに創薬が促進することが期待されます

引用元
https://alsnewstoday.com/2017/05/03/pfizer-and-abbvie-invest-10-million-dollars-in-aquinnahs-als-therapy-approach/
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