ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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閉じ込め症候群のALS患者がブレイン・コンピュータ・インターフェースにより人型ロボットを操作し、水の入ったコップをつかむことに成功
▽ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)は近年著しく発達しています。

▽今回研究者らは体表脳波(事象関連電位:P300)を用いたBCIを用いて、閉じ込め症候群のALS患者が人型ロボットであるNAO(Aldebaran Robotics社)を操作可能かどうか検証しました

▽その結果、4名中3名のALS患者が、高い精度でNAOを操作し、コップに手を伸ばし、コップをつかむことに成功しました。

▽今後さらにBCIにより操作されるロボットが、閉じ込め症候群患者にとって有用な機能を果たすことが期待されます

(この研究は、イタリア、University of PalermoのSpataroらにより報告され、平成29年3月1日付のFrontiers in human neuroscience誌に掲載されました)
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SOD1変異ALSモデルラットへのウイルスベクターによるGDNF注入
▽モデル動物の中枢神経に対して神経成長因子を注入し、治療的効果がみられたことが報告されています。特にグリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)はALSやParkinson病モデル動物において、いくつかの報告があります。

▽今回、研究者らはアデノ随伴ウイルスベクター9型を用いて、SOD1変異ALSモデルラットにGDNF遺伝子を注入し、治療的効果を検証しました

▽その結果、機能的には軽度の改善効果を認めました。生存期間延長効果は明らかではありませんでした。

▽さらに、GDNF注入ラットでは、体重増加が緩徐であり、活動性も減少がみられました。

▽以上の結果は、ALSに対するGDNF注入が、利益のみならず、副作用をもたらす可能性があり、注意を要する可能性を示唆するものです

(この研究は、アメリカ、Cedars-Sinai Medical CenterのThomsenらにより報告され、平成29年3月9日付のGene Therapy誌に掲載されました)
神経変性疾患とカフェインの関連性
・ALS NEWS TODAYの3月8日付記事からです

▽カフェインは神経変性疾患に対して保護的な作用を発揮する可能性があるとの報告がなされました

▽最新号のScientific Reports誌での報告によると、カフェインはNMNAT2と呼ばれる蛋白質濃度を上昇させ、病態から保護的な作用を発揮する可能性があるとのことです

▽NMNAT2は、神経機能維持作用を有すると考えられており、蛋白質が正常な構造を維持するためのシャペロンとしての機能を有するといわれています

▽ALSやハンチントン病、Parkinson病などにおいては、NMNAT2濃度の減少が報告されています。そのためNMNAT2蛋白質濃度を上昇させることが治療的に作用する可能性があります

▽研究者らは既存の1280種類の化合物を調べ、NMNAT2濃度に影響を与える物質をスクリーニングしました。その結果、24種類の化合物が同定されました

▽カフェインは、その中でもNMNAT2濃度を上昇させました。アルツハイマー病のモデルマウスにカフェインを投与したところ、NMNAT2濃度が正常化し、記銘力が正常化しました

▽その他、ジプラシドン、レチノイン酸、cantharidin, wortmanninなどがNMNAT2濃度を上昇させましたが、カフェインほど効果は強くなかったとのことです

▽以上の結果は、NMNAT2濃度を効率的に上昇させることのできる物質が、神経変性疾患において治療的に有効な可能性を示唆するものです

▽現実的にはカフェインの過剰摂取は、致死的なものも含め、重篤な副作用をもたらす可能性があるため、注意が必要です

引用元
https://alsnewstoday.com/news-posts/2017/03/08/iu-study-finds-caffeine-boosts-enzyme-that-could-protect-against-dementia/
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