ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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腸内細菌環境を整えることがALSモデルマウスの生存期間を延長
・ScienceDailyの1月29日付記事からです

▽イリノイ大学の研究者らが最新号のClinical Therapeutics誌に公表した報告によると、酪酸塩投与により腸内細菌叢を調整したALSモデルマウスにおいて生存期間の延長効果が確認されたとのことです

▽ALSにおいては、腸管壁浸漏にともなう炎症により、腸内細菌叢の乱れが報告されています。

▽研究者らは、35-42日齢のALSモデルマウスに対して酪酸塩を投与し、非投与群と比較しました。酪酸塩投与マウスでは、腸内細菌叢が回復し、非投与群と比較して平均40日の発症遅延効果が観察されました(投与群150日齢、非投与群110日齢)。また生存期間も平均38日間長かったとのことです

▽以上の結果は腸脳相関を通じて、腸内環境がALSの病態に影響を及ぼす可能性を示唆しており、今後ヒトでの検証が期待されます

引用元
https://www.sciencedaily.com/releases/2017/01/170129084234.htm
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補体シグナル経路の抑制はALSモデルマウスの病態を改善する
▽近年、ALSにおいては補体系の活性化が報告されており、活性化産物のC5aは受容体であるC5aR1を通じて病態進展作用を有する可能性があることが報告されています

▽今回研究者らはC5aR1の拮抗薬であるPMX205を、発症前および発症後のモデルマウスに経口投与し効果を検証しました

▽その結果、発症前に投与した群では、発症遅延効果と、有意な筋力改善効果、進展遅延効果などが観察されました。

▽この効果は、炎症促進性の単球や顆粒球の減少や、ヘルパーT細胞の増加などを伴うものでした。発症3週後に投与開始した群においても、病態緩和作用や生存期間延長効果がみられました

▽以上の結果は補体系C5aR1シグナル経路を阻害することが、ALSにおいて治療的に作用する可能性を示唆するものです

(この研究はオーストラリア the University of QueenslandのLeeらにより報告され、平成29年1月27日付のBritish journal of Phamacology誌に掲載されました)

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