ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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ES細胞から運動神経細胞を分化させる分子機構の解明
・ALS NEWS TODAYの12月16日付記事からです

▽ニューヨーク大学などの研究グループが最新号のCell Stem Cell誌に発表した結果によると、ES細胞を運動神経細胞に分化させる際のより詳細な分子機構が明らかになったとのことです

▽将来的に、ALSなど神経変性疾患において治療的に応用可能となることが期待されます。

▽3つの転写因子の発現量をコントロールすることで、幹細胞が様々な細胞に分化しますが、研究者らは、転写因子がどのように遺伝子に作用し、発現量に影響しているかをより詳細に観察しました

▽転写因子を調節することにより、研究者らは90-95%という高い効率で、幹細胞を運動神経細胞に分化させることに成功しました

▽分化過程において2つの独立したプロセスが機能していることがわかりました。1つは転写因子Isl1とLhx3が関与する経路であり、もう1つはNgn2が関与する経路です

▽これら分子機構の詳細が判明することにより、将来的に分化プロセスをさらに単純化させることができるのではないかということが期待されます。

▽また、これらの知見を元に、脊髄中の細胞を刺激し運動神経細胞に分化させることにより、ALSなどで失われた神経細胞に置換させるなど、将来的な技術の開発につながることが期待されています

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/12/16/study-of-motor-neuron-formation-may-advance-als-cell-therapies/
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NurOwn細胞続報
・ALS NEWS TODAYの12月15日付記事からです

▽第27回国際ALS/MNDシンポジウムにおいてBrainStorm社のプレゼンテーションが行われました

▽この発表では、先ごろ結果の概略が報告された48名のALS患者を対象とした第2相臨床試験の結果が報告されたようです。

▽既に結果の主なところは記事(http://alexkazu.blog112.fc2.com/blog-entry-1061.html)にしていますが、移植患者群の髄液サンプルにおいて、神経成長因子の有意な増加と、炎症マーカーの有意な減少がみられたとのことです

▽また、治療開始前のALSFRS-Rの変化率と比較して、100%以上の改善(つまり進行がほぼ停止もしくは改善した)を示した患者が多くおり、進行がもともと遅い一群の患者を除外した場合、さらにこの傾向は強まったとのことです

▽具体的なデータは見ることができていませんが、今後の進展に期待したいところです

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/12/15/nurown-phase-2-clinical-trial-results-brainstorm-cell/
硬膜外電極による運動野刺激によるALS進行遅延効果
・ALS NEWS TODAYの12月14日付記事からです

▽Brain Stimulation誌に硬膜外電極による運動野刺激の症例報告が掲載されました。

▽ALSにおいては、皮質神経細胞の過剰興奮性が存在することが報告されており、そのために神経細胞変性が生じると考えられています

▽この過剰興奮性を抑制できれば、病態改善効果が期待できるのではないかとの仮説の元、脳神経細胞を電気刺激することにより過剰興奮性が抑制され、治療的効果が得られるのではないかと考えられ、臨床試験が行われましたが、はっきりとした結果は得られていません。

▽これまでは、非侵襲的な刺激技法が用いられてきましたが、今回は、侵襲的な、硬膜外電極埋込による長期間の刺激による効果が観察されました。

▽症例は56才の男性で、2004年に発症し、2006年に硬膜外電極が埋め込まれました。当初は2ヶ月間、3Hzの電気刺激を24時間施行されました。

▽しかしながら、開始当初は病態進行抑制効果はみられませんでした。

▽電極埋込22ヵ月後に、治療的効果はみられないと判断されていました。その後患者は、自宅で3Hzの電気刺激を1日12時間施行し、1年半継続しました

▽その結果、刺激の施行時間を短縮後に、ALSFRS-Rの変化率は0.1点/月となり、それまでの1点/月より減少していることがあきらかになりました

▽1例のみの症例報告のため、この効果が電流刺激によるものかどうかわからず、結果は一般化できませんが、興味深い報告であり、今後の検証が期待されます

引用元
https://alsnewstoday.com/2016/12/14/spinal-electrodes-slow-als-progression-case-study/
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