ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
201601<<1234567891011121314151617181920212223242526272829>>201603
ALSに対するブロモクリプチンの第2a相臨床試験
・日本で行われたブロモクリプチンの臨床試験結果が報告されました

▽ブロモクリプチンはドパミンD2受容体アゴニストであり(産後の乳汁分泌抑制やパーキンソン症候群などに対して保険適応のある薬剤です)、神経保護作用があるといわれており、ALSモデルマウスにおいて病態進行遅延効果が報告されています。

▽今回多施設でのリルゾール併用下無作為割付二重盲検プラセボ対照比較試験が行われました。

▽合計36名のALS患者が解析対象となり、12週間の観察期間を経て、リルゾール+ブロモクリプチン群(29名)、リルゾール+プラセボ群(7名)に無作為に割付されました。

▽観察期間後は、1.25mg/dayよりブロモクリプチン投与開始され、2週間毎に漸増され、14週後に最大15mg/dayまで増量されました。14週以降はさらに40-72週間、15mg/dayにて経過観察されました。

▽投与14週後の結果を用いた解析では、ブロモクリプチン投与群は、ALSAQ40のコミュニケーション尺度および摂食と飲水尺度の変化量において、有意水準5%でプラセボ群と比較して統計的に有意な効果を認めました。さらにALSFRS-Rや握力などにおいても良好な傾向を認めました。

▽副作用については、プラセボとの有意差はありませんでした。

▽症例数が少ないため、今後さらに大規模な臨床試験での有効性に関する検証が期待されます。

(discussionにもありましたが、同じくD2アゴニストのDexpramipexoleは第3相臨床試験でnegativeな結果となっています。ブロモクリプチンは抗酸化作用なども期待できる点でDexpramipexoleとは異なる結果になるのではと考察されています)

引用元
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0149509
スポンサーサイト
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.