ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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楽天三木谷社長と米SalesforceベニオフCEO、iPS細胞研究に計5億円を寄付
・麦酒王さんからお寄せいただいた情報です。ありがとうございます。
引用元
http://s.news.mynavi.jp/news/2015/04/08/352/index.html?lead
・官民共同による研究の推進は、今後さらに期待される方向性だと思います。
・このブログでもしばしば記事として引用させていただいており、おそらくはALSについての世界で最も活発な交流掲示板を有するALS TDIとよばれる民間施設があります
・ALS TDIは正式には ALS Therapy Development Instituteという非営利のALSに特化した研究機関です。1999年に患者家族により設立され、独立した研究機関を有し、運営資金は主に寄付やグラントの獲得によるものです。
・2013年の運営資金は10億円以上であり、30名以上の研究者が、前臨床段階のものを含めて30種類以上の治療薬候補についての研究を推進しています。
・日本では、このような規模の民間団体の設立は困難かもしれませんが、民間との資金的な連携の元で、ALSに特化した研究施設がCiRA内などに設立されるとうれしいものです。
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ビタミンD3は酸化的ストレスと、ALSに関連したSOD1変異から運動神経細胞を保護する
管理人注:細胞モデルを用いた実験結果の報告です。ヒトでの臨床試験の結果ではなく、ビタミンDは脂溶性ビタミンであり過剰摂取は有害性があるため注意が必要です。

▽研究者らは、SOD1変異NSC34細胞(運動神経細胞モデル)、および酸化的ストレス下での野生種NSC34細胞におけるビタミンD3投与の影響を調べました。

▽ビタミンD3は運動神経細胞において、カルシウム結合蛋白質の発現を増加させるといわれており、その結果、カルシウム緩衝機能が増加し、細胞毒性に対する細胞の抵抗性が増すと考えられています

▽ビタミンD3投与は、高用量投与下において過酸化水素投与による酸化的ストレス下細胞の30%、SOD1変異細胞の40%を細胞死から保護しました。これらの効果は用量依存性に高まり、ビタミンD3投与細胞では、細胞内カルシウム濃度の変動が緩和されました。

▽ビタミンD3はSOD1変異細胞ないし酸化的ストレス下細胞において細胞死を防ぐ効果を示し、細胞内カルシウム濃度の変動を緩和しました。以上の結果は、ヒトに対する治療的有効性の可能性を示唆するものであり、今後の臨床試験の実施が期待されます。

(この研究は、アメリカ、University of North CarolinaのSoroka Dらによって報告され、平成27年4月6日付のNeurology誌に掲載されました)
引用元
http://www.neurology.org/content/84/14_Supplement/P2.062.short?rss=1
iPS細胞由来のCD15+、CXCR4+、VLA4+神経幹細胞サブグループの移植によるALSに対する新たな治療法
・ALSモデルマウスに対するヒトiPS細胞由来神経幹細胞移植による治療的効果についての報告です

▽研究者らは、近年、ヒトiPS細胞由来の神経幹細胞をALSモデルマウスに移植することにより、治療的効果がみられることを報告しています。

▽今回、さらに中枢神経移行性に優れた神経幹細胞のサブグループを抽出し、治療的効果について検討しました。研究者らは、ヒト皮膚由来線維芽細胞からiPS細胞を誘導し、さらに神経幹細胞へと分化させました

▽得られた神経幹細胞の中からCD15+CXCR4+VLA4+などのマーカー陽性細胞のサブグループを抽出し、モデルマウス(SOD1変異)の髄腔内に注入しました。

▽その結果、これらマーカー陽性神経幹細胞は、中枢神経において優れた遊走能を有し、3種類の神経外胚葉性細胞に分化しました。

▽ヒトiPS細胞由来神経幹細胞は、マクログリオーシスを減少させることにより、運動神経細胞の生存期間を有意に延長しました。

▽以上の結果は、iPS細胞由来の神経幹細胞中のサブグループを抽出し移植することにより、ALSに対して有用な治療手段となる可能性を示唆するものです。

(この研究は、イタリア、Milan大学のChiara Simoneらにより報告され、平成27年4月6日付のNeurology誌に掲載されました)
引用元
http://www.neurology.org/content/84/14_Supplement/I8-1A.short?rss=1
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