ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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tocopherol-omega alkanol chain誘導体によるNotch3-Hes1経路の制御と筋萎縮防御作用
▽ALSや癌性悪液質などにおける筋萎縮過程には、活性酸素が関与していると考えられています。

▽Notch経路は、物理的損傷の際の筋組織の再生と、発達とに関与しています。

▽今回、研究者らは癌性悪液質やALSにおける、活性酸素に関連した筋萎縮において、Notch経路が関与している可能性について調べました。

▽さらに、研究者らは、抗酸化作用関連物質であるtocopherol化合物複合体と、細胞保護作用に関与しているomega-alkanol chainとが、筋萎縮を防ぎ、Notch経路に影響を及ぼすかどうかについても調べました。

▽研究者らは、細胞傷害性物質から筋芽細胞を保護する作用を有する、AGT251とよばれる、tocopherol-omega alkanol chain誘導体に注目しました。

▽AGT251は、細胞傷害性ストレスによるNotch経路の活性化に拮抗し、Notch1とNotch3の発現を減少させ、抗酸化作用を有することが明らかになりました

▽機能的には、このような制御機構は、Notch蛋白質の標的遺伝子である、Hes1遺伝子と、筋萎縮と再生に関連したMuRF1遺伝子の転写を抑制することと関連しています。

▽重要なことに、研究者らは、doxorubicin誘発性の悪液質動物モデルと、SOD1変異ALSモデルマウスにおいて、Notch3Hes1の転写活性化がおきていることをみいだしました。

▽両動物モデルにおいて、Notch3遺伝子とHes1遺伝子の転写活性化は、部分的にAGT251により抑制され、筋肉量の改善と、筋萎縮マーカーの減少と、生存期間の延長につながりました

▽トコフェロール誘導体は、各種筋萎縮動物モデルにおいて、おそらくはNotch経路の制御を通じて、筋萎縮抑制効果を有すると考えられます。

(この研究は、フランス Strasbourg Universityのvon Grabowieckiらにより報告され、平成27年1月号のThe Journal of pharmacology and experimental therapeutics誌に掲載予定です)
引用元
http://jpet.aspetjournals.org/content/352/1/23.abstract
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