ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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グアナベンズがSOD1変異ALSモデルマウスの生存期間と運動機能を改善
グアナベンズは高血圧治療薬(α2受容体アゴニスト)ですが、ALSモデルマウスにおいて治療的効果が確認されたとの報告です

▽近年ALSの病態進展に小胞体ストレスが関与していることが様々な実験により推測されています

▽グアナベンズは真核生物翻訳開始因子2α(elF2α)の脱リン酸化を阻害し、抗プリオン蛋白活性を有し、小胞体ストレスを低減する作用を有することが最近報告されています。
またグアナベンズは変異TDP-43遺伝子を有する線虫やゼブラフィッシュなどの動物モデルにおいて、神経変性を抑制し、運動麻痺を軽減することが報告されています。

▽まだALSモデルマウスに対するグアナベンズの有効性については、報告されていませんでした。今回研究グループは、SOD1変異ALSモデルマウスに対してグアナベンズを投与しました

▽その結果、生存期間の有意な延長、発症時期の遅延、運動機能の改善、運動神経細胞の喪失の減少などの効果が見いだされました。

▽さらに蛋白質解析の結果、グアナベンズはリン酸化したelF2α蛋白質の量を大幅に増加させていました(elF2α蛋白の全量は不変)。また小胞体シャペロンであるグルコース調節蛋白質78(BiP/Grp78)やATF6α、IRE1などの小胞体ストレスの指標となる蛋白質量の減少が確認されました。

▽一方で、グアナベンズは抗アポトーシス因子であるBcl-2蛋白質量を増加させ、CHOPやBAXなどアポトーシス促進蛋白質の発現を減少させました。

▽これらの結果は、グアナベンズが、リン酸化したelF2α蛋白質を増加させることで、小胞体ストレスを緩和するメカニズムにより、ALSの治療薬候補となりうることを示唆しています

臨床試験での効果の確認が期待されます

(この報告は Harbin医科大学のJiang HQらにより、2014年9月26日付のNeuroscience誌に掲載されました)
引用元
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S030645221400267X
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