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PINK1によるParkinのユビキチン様ドメインのリン酸化がParkinのミトコンドリア移行を促しマイトファジーを制御する
PINK1-mediated phosphorylation of the Parkin ubiquitin-like domain primes mitochondrial translocation of Parkin and regulates mitophagy
2012年12月19日 Scientific Reports 2 : 1002 doi: 10.1038/srep01002 (2012)
パーキンソン病原因遺伝子PINK1とparkinは、それぞれキナーゼとユビキチンリガーゼをコードしている。これらの遺伝子産物はミトコンドリアをターゲットとしたオートファジー、つまりマイトファジーに関与する。ミトコンドリア膜電位(ΔΨm)が消失すると、未知の機構で細胞質のParkinがPINK1によりミトコンドリアに誘導され、これがマイトファジーにおける一連の現象を引き起こす最初の段階となる。本研究では、Parkinのユビキチン様ドメイン(Ubl)の65番目のセリン残基(Ser65)が、ΔΨmの脱分極に応じてPINK1依存的にリン酸化されることを報告する。Ser65への変異導入実験により、Ser65のリン酸化はParkinの効率的な移行に必要なだけでなく、マイトファジーにおけるミトコンドリアタンパク質の分解にも必要であることが示唆された。また、Parkinの疾患型変異体を用いたリン酸化解析から、Ser65のリン酸化がParkinのミトコンドリア移行の十分条件でないことも示唆された。今回の研究から、マイトファジーの初期段階として、PINK1依存的なParkinのミトコンドリア移行と活性化の分子機構の一部が明らかになった。

PINK
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脳の発達期においてミクログリアは大脳皮質第5層のニューロンの生存に寄与する
発達期の脳において,ニューロンやそれらが構成する神経回路は周囲の環境より栄養をうけ維持されていると考えられてきたが,その実体は不明のままであった.筆者らは,脳の免疫細胞とされるミクログリアが運動機能をつかさどる大脳皮質第5層のニューロンの生存にかかわることを発見した.この研究では,まず,脳の発達期においてミクログリアがニューロンの軸索の周囲にあつまるという特徴的な分布を示すことに着目した.このミクログリアの機能を解明するため,阻害薬や遺伝子改変マウスを用いてミクログリアの機能を抑制して脳を観察したところ,大脳皮質第5層のニューロンに選択的に細胞死が誘導されることを見い出した.これらの結果から,ミクログリアが特定のニューロンの生存にかかわることが示された.また,ミクログリアの放出するIGF1がその機能に関与していることが明らかになった.この研究から,グリア細胞とニューロンとの相互作用による神経回路およびニューロンの新たな維持機構が明らかになった.

詳しくは、ライフサイエンス新着論文レビューにて
http://first.lifesciencedb.jp/archives/6794
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