腕の動かない患者が頭の中でイメージした「握る・曲げる」などの動作を、高い確率で義手でも同じようにできたという。3日の米国神経学会誌「神経学紀要」の電子版で掲載される。
脳と機械を結び、相互に作用させるBMI(ブレーン・マシン・インターフェース)の技術を応用する。対象は脳卒中やてんかんなどの患者12人(13~66歳)で、うち7人は腕の一部または全部に運動まひが残る。
2007年夏から今春にかけて、患者の頭頂部付近の大脳表面で、手や腕の動きに関係する部位「運動野」を中心に薄いシート状の電極を貼り付けた。その後、患者に「円柱状の包帯を握る」「ひじを曲げる」などの動作をイメージしてもらったり、実際に腕を動かしてもらったりしながら脳波を電極で計測。分析装置を通して脳波の違いから動きを判別し、6~9割の確率で、ほぼ同時に同じ動きを義手で再現できた。
Yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000172-yom-sci
ブレイン・マシン・インターフェースを用いた脳機能再建の研究
http://www.nsurg.med.osaka-u.ac.jp/school/research/research.html
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